(株)千趣会が2日発表した2016年12月期連結決算は、売上高が前期比3.9%減の1290億7400万円、営業利益は11億9400万円(前期は34億3700万円の営業損失)、純利益は14億2000万円(前期は53億700万円の純損失)と、黒字に転じた。
通信販売事業の減収で売上高は減少したが、原価率の低減、販売費・一般管理費の削減、美濃加茂ディストリビューションセンター(DC)の稼働に伴う物流コストの削減などで、増益となった。
通信販売事業は、衣料品や服飾雑貨の苦戦で、売上高が同6.5%減の1066億600万円、2億400万円の営業損失(前期は45億9700万円の営業損失)となった。
次期の業績見通しは、売上高が4.6%増の1350億円、営業利益が同13%増の13億5000万円、純利益が同29.6%減の10億円と見込んだ。商品力とEC販売力を強化し、通販事業の立て直しを図る。また、ブライダル事業の収益力強化にも注力する。