VRサービスを手掛けるハコスコは、360度映像のクリエイターと、2次利用可能な360度映像を必要とする事業者などの映像利用者をつなぐ、360度コンテンツの売買サービス「ハコスコフリマ」をリリースした。
「ハコスコフリマ」は、国内初となる360度映像に特化したマーケットプレイスとなる。ハコスコは、2015年1月より360度映像の配信プラットフォームである「ハコスコストア」を運営している。アップロードされた映像は約1万と、閣内最大の規模だ。
「ハコスコストア」上に良質な360度映像が増えていく中で、ハコスコストアを利用するクリエイターと事業者の双方から、360度映像の売買機能に関する要望をもらったとのこと。そのため、「ハコスコフリマ」を試験的に運用することとなった。
「ハコスコフリマ」によって、クリエイターは手軽に360度映像を販売できるようになり、事業者は手軽に2次利用可能な360度映像を手に入れることができる。
このことによって、これまで、事業者側はプロモーションなどで360度映像が必要な場合、撮影から編集まで自前でやる必要があったところを、「ハコスコフリマ」を通じて、多くの優良な360度映像から必要なものを手軽に利用することが可能になる。
また、クリエイター側は、制作した作品がハコスコフリマを通じて流通するため、作品に対して正当な対価が支払われることとなり、継続的な作品制作の支援となる。
ハコスコは、「ハコスコフリマ」を通じて、360度コンテンツマーケットの拡大に寄与できればよいと考えているとのことだ。