スマートフォン向けゲームアプリを提供しているワンダーリーグは、分譲マンション業界向けのVRアプリ開発事業に参入すると発表した。
「不動産+VR」といえば、物件の内装を360度写真で撮影、VRで閲覧する方法が一般的だ。しかし、分譲マンションというものは未完成の段階で販売が行なわれるため、VRで閲覧しようとすると、個々の物件を3Dで製作する必要がある。
そこで、ワンダーリーグは、ゲームアプリ開発技術を応用することで、スマートフォンを使った分譲マンションのVRカタログサービスを2017年2月より開始する。本サービスでは、初年度50物件の導入で1億円の売り上げを目指すとのこと。第一号案件は、「エステムプラザ赤羽アンダルシア(東京日商エステム)」の案件を制作する。
本サービスの特徴として、マンション模型といった従来の展示方法から、マンション全体をVR化することで、周辺を歩く、見上げる、見回すなど、「見る」から「体験する」への変化、そして、この体験をモデルルーム来訪記念ギフトにしたりするといったことができる。
また、モデルルームでの運営も手軽にでき、高層階からの眺めもドローンを使用することでVRで体験できるようになる。そのほかに、ゼンリン3D都市モデルデータを使用することで、土地区画全体を体験することが可能だ。