ケイ・オプティコムのモバイルサービス「mineo」は、対面で契約や端末の受取が可能な直営ショップ「mineo 渋谷」を2月1日に開店する。それに先立って、メディア向けの内覧会が開催された。
mineo 渋谷は、渋谷駅ハチ公口のスクランブル交差点を渡り、センター街に入ってすぐという好立地に開店する。建物自体は決して広いというわけではないが、1~4Fがmineo 渋谷のスペースになっているなど、旗艦店の名にふさわしいものと言える。
内部の構成としては、1Fは総合受付とmineoに関係しない一般客も利用できるカフェ、2Fは新規申込の窓口、3Fは端末受取の窓口、4Fはコミュニティーサイト「マイネ王」会員専用のフロアとなっている。
まず、1Fのカフェは「CAFE&SWEETS ピピピピィー!」という店名で、これは電波を意識して名付けられたというもの。コーヒー豆には猿田彦珈琲を用いた本格派で、スイーツもテレビなどで話題になっているパンケーキ専門店「VERY FANCY」との共同によるもので、自由にトッピングを追加できるコーナーも用意されている。
mineoならではの要素としては「コーヒータンク」と名付けられたサービスがある。これはmineoの通信量の100MBでブレンドコーヒーが100円引きになるというもの。さらにそのうち10MBぶんは、マイネ王でおなじみのユーザー間の通信量共有システム「フリータンク」に自動的に入る仕組みになっている。
2Fの新規申込カウンターは8席、3Fの端末受取カウンターは5席がそれぞれ用意されており、専属スタッフが購入の相談などに対応する。この席数は先行して開店した大阪・梅田の「mineo 大阪」の規模を上回るとのことだが、特に春商戦は混雑も予想されるところ。ただ、ウェブ上での来店予約も可能なので、待ち時間が気になるユーザーはその利用を検討してほしいとのことだ。
4Fはマイネ王のリアル化を目指したフロアとしている。基本的にはマイネ王会員のみが入ることができ、フリータンクの蓄積/消費具合がリアルタイムに表示される大型モニター、200円分の課金で楽しめるガチャガチャ(mineoグッズが出てくる)などが用意されている。
mineo 渋谷に続く、今後のリアル店舗の戦略についても紹介された。まず直営店では現在の大阪、名古屋、渋谷につづいて、2月14日には東京・秋葉原、神戸・元町に開店予定。この2店は主に契約受付が中心となる。直営店についてはこの5店舗体制で一段落となるが、家電量販店などと協力した、SIMと端末を即時渡しが可能な店舗は2017年3月末までに100店舗まで拡大するとしている。