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着物や還暦祝いの商品で詐欺、行事・慣習を狙う偽サイトが続出

2017年01月27日 01時55分更新

記事提供:通販通信

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image BBソフトサービス(株)が25日発表した「2016年12月度のインターネット詐欺リポート」によると、12月度には年末年始を狙ったさまざまな季節商品の偽販売サイトが確認され、犯罪者は日本の行事や慣習などを研究して「詐欺サイト」を制作していることがわかった。

 同レポートによると、16年の12月は、例年よく見られたクリスマスや年末年始セールの詐欺サイトだけでなく、商品が多様化した詐欺サイトが確認された。同サイトでは、成人式や卒業式のイベント需要を見込んだ振袖などの着物、年度末の「定年退職者向けプレゼント」「還暦のお祝い」などの商品を販売。お正月に家族が集まってお祝いする習慣を狙っていると考えられ、詐欺サイト制作者側が日本の行事や慣習を研究していると見られる。

 こうした偽販売サイトを利用した場合、購入しても商品が届かないだけでなく、メールアドレスやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報が盗まれ、なりすましによる不正購入や個人情報の売買などの2次被害に逢う危険性もある。

 同レポートでは、12月のインターネット詐欺の総検知数は前月比5.2%減の167万8193件だった。ワンクリク・不当請求詐欺サイトが同0.21ポイント減の79%、フィッシング詐欺サイトが同0.38ポイント減の13.8%だった。

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