(公社)日本通信販売協会(JADMA)が10日発表した会員企業134社を対象とした2016年11月度の総売上高は、前年同月比1.2%増の1273億8300万円となり、3カ月ぶりに増加に転じた。
商品別では、「衣料品」「雑貨」「食料品(健康食品を除く)」がマイナスとなったが、その他は全項目で前年を上回った。商品別の伸び率は、「家庭用品」が同1.7%増、「文具・事務用品」が同2.1%増、「化粧品」が同3.5%増、「健康食品」が同8.3%増、「衣料品」が同1.6%減、「雑貨」が0.2%減、「食料品」(健康食品を除く)が同5.1%減となった。
11月度の1社あたりの平均受注件数は、8万5316(回答107社)だった。11月は、ヤフーなど39社が参画した「いい買物の日」(11月11日)、中国の「独身の日」(11月11日)などの大規模セールイベントがあり、Yahoo!ショッピングに出店したり、越境ECを展開する通販企業が売上を拡大させたと見られる。