(株)セブン&アイ・ホールディングスは4日、井坂隆一社長による2017年の年頭挨拶を発表した。
井坂氏は、「今年は昨年以上の変動の年になることが予測されている。経済・社会環境の大変動や将来に対する不安などを背景に、顧客の安定志向、節約志向やますます高まり、これまで以上に商品やサービスが厳選される。こうした動向には奇手奇策は通用せず、これまで以上に「基本の徹底」に取り組み、「変化への対応」に徹し、新しいことに挑戦していく」と意気込みを述べた。
昨年度の挨拶では、元会長の鈴木敏文氏が、「オムニセブン」のさらなる加速や、オムニチャネルの強化などを掲げていたが、今年は「オムニセブン」「オムニチャネル」というワードは使用せず、同社の社是にある「信頼と誠実」や「PDCAサイクルによる成長戦略や構造改革」という基本の取り組みを強調した。