「G-Tune」ブランドの最上位フラグシップがリニューアル
新「MASTERPIECE」登場! 精悍さと高級感を打ち出した新デザイン筐体に迫る!
Towering “MASTERPIECE” - そびえ立つ傑作
この11月、マウスコンピューターは、「G-Tune」ブランドのフラグシップ機「MASTERPIECE」シリーズをリニューアルした。
前回のデザイン変更は2010年12月で、すでに約6年経過していることから、さらなるハイパフォーマンス構成が可能な新設計シャーシを採用し、機能性・デザインを大きく刷新。新シャーシは、MASTERPIECEシリーズの黒+赤カラーリング、ソリッド&フラットデザインを継承したより精悍なフォルムとなり、1.2mm厚鋼材のフレームによる高い剛性と理想的なエアフロー設計を採用。最新デバイスに対応するパフォーマンスチューニングを施している。
とりわけそのフロント部は、ひと目で分かるほど変化させており、強く高級感を感じさせる印象的なデザインとなっている。フロント部のうち、黒色部分は、熱処理で耐圧強度を高めたダーククロム強化ガラスを新たに採用するとともにオープンベイを排除し、大幅にスッキリさせた。赤色ベースのアルミ素材パネル部分はヘアライン処理、さらにエッジ部分にサイドカット処理を施すなど、細部へのコダワリもぬかりない。
また、”普段使い”としての利便性を向上させるため、フロント上部側には電源や端子類を配置。デザイン上のアクセントにもなっている下部側の縦スリットは、スロットインタイプの光学式ドライブだ。実は、光学式ドライブがないと今ひとつ不便だと感じる自作ユーザーは少なくないため、その気持ちにシッカリ応えているといえるだろう。
一般的な自作系PCとは一線を画す、スモーク加工された強化ガラスサイドパネル(BTOオプション)も見どころだ。アクリル製サイドパネルとは段違いといえるほどインパクトが強烈で、“所有する喜び”を追求しているという点で非常にポイントが高い。ガラス製であるため重量はあるものの、フルタワーのデスクトップを動かす機会はそう多くないはずなので問題はないだろう。しかもワンプッシュでサッと開けやすい仕様となっており、メンテナンス性を高めている点もナイスだ。
リニューアルした「MASTERPIECE」シリーズは、個性的なデザイン・機能美を備えることに成功しており、購入する・しないを問わずぜひ実機を見てほしい製品に仕上がっている。そこで今回はさらにその特長を探るべく、マウスコンピューター コンシューマ営業統括部 コンシューママーケティング室 主任の小林俊一氏にお話を伺ったのだ。
大きく変化したデザインと機能性
——リニューアルした「MASTERPIECE」シリーズについて、前モデルから大きく変化した点を教えていただけますか?
小林俊一氏(以下、小林氏) まず機能という点では、「G-Tune」ブランドのフラグシップとしてインテル X99チップセットやZ170チップセットを採用することでパフォーマンス向上を追求しています。特にX99モデルでは、NVIDIA TITAN X×2基のSLIも対応しハイエンドらしい高い性能を極められる点が挙げられます。前デザインモデルでは当初ダブル水冷などのサポートは行なっていなかったのですが、新「MASTERPIECE」では最初からサポートしています。
デザイン面では、前モデル同様素材を活かす点は継承しているのですが、(前モデルの)アルミを打ち出したデザインから、スチール製のフレームを中心としつつもガラスとアルミの質感を強く感じられるデザインとしました。形状についても、フラット感と角張ったイメージを継承しつつ組み合わせたものにしています。スチール製フレームについては、約1.2mm厚鋼材を採用しており、合わせて丹念な板金加工を施すことで、高い剛性・強度を追求しました。一般的なPCのフレームは約0.6~0.8mm厚なので、新「MASTERPIECE」はその分重量があるのですが、PC全体の振動を押さえ込んで静音性も高めています。
——厚みが違うと、そんなに振動が違うのですか?
小林氏 フレームが薄かったり剛性が低いと、共振という形で振動が起こる可能性がでてきてしまいますね。
——光学式ドライブなしのモデルもご用意なさるのですか?
小林氏 発売当初は光学式ドライブは標準搭載なのですが、部品そのものは取り外し可能なデザインとなっているので、ドライブなしをご希望の方が多いようなら、検討させていただく予定です。
広々としたコンポーネントスペースと、大きく変更したエアフロー設計
——フレーム内部は、非常に広い印象ですね。
小林氏 フレーム内部は、全長の長い大型グラフィックスボードを複数搭載してもメンテナンスしやすいように、コンポーネントスペースを確保しています。この点は、前モデルのデザインチェンジのころと比べると、ストレージの容量や物理的なサイズの変化も影響していますね。3.5インチベイなどの数を1本に“バッサリ”と減らした上で、スリム光学式ドライブや2.5インチベイ2本を垂直配置にしたこともあって、格段にゆったりしています。またトレンドというか、ケーブル類の背面配置を望む方の声にも応えたデザインとしています。
——フロント側に、スリットなどエアホールがないように思うのですが、どのようなエアフローになっているのでしょう?
小林俊一氏(以下、小林氏) エアフロー設計は大きく変えて、底面全体を吸気口(エアインテーク)で外気を取り込んで、内部で循環させてリア(背面)から排気する形にしています。フロントおよびトップのエアホールはあえて採用を見送って、外気が暖まって上昇して自然にリア上部から抜けていくという設計です。「MASTERPIECE」は自重があるおかげで安定性の心配が少なくなったので、電源を上部配置としたことも大きな変更ですね。
——ガラス製のサイドパネル採用というのは、かなり思い切ったデザイン変更ですね。
小林氏 このガラスサイドパネルはBTOオプションで選択可能です。標準はスチール製パネルで、購入時のご希望に沿って選択できるようにしています。
——ガラス製サイドパネルを装着した状態だと、インパクトが強くて、このサイド側が正面のようにも見えますね(笑)。
小林氏 そうですね(笑)。“見せるPC”を意識している方や、内部のパーツ類をアピールしたいという方は増えていて、ガラス製サイドパネルを選んでいただけると思います。下部側に配置した「G-Tune ロゴ」も、ガラス背面から印刷することでデザイン上のアクセントとなるよう工夫しています。
——「G-Tune」シリーズ、特に「MASTERPIECE」はデザインへの取り組みが特長のひとつとなっているイメージがありますが、そのこだわりの理由を教えていただけますか?
小林氏 PCをひとつの完成した製品として提供させたいただいているので、完成度をできるだけ高めたいという点が大きいですね。
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