注文住宅・デザイン住宅を手掛けているフリーダムアーキテクツデザインは、設計図面を3Dモデルで作成して、モデル内部をVRで自由に歩くことができる「VRアーキテクツシステム」を2017年2月より開始すると発表した。
ゼロから設計する注文住宅では、顧客にとっては図面やCGパースからだけでは、完成イメージが読み取りにくく、どのような住宅になるか不安になるケースがあるという。
今回フリーダムは、Autodeskが提供するBIMソフトウェア「REVIT」、クラウドサービス「Autodesk LIVE」、3Dゲームエンジン「Autdodesk Stingray」を連携させたワークフローを確立し、VRヘッドマウントディスプレー「HTC Vive」にて3Dで作成した設計段階の家をVRで自由に歩くことができるようにした。これが提供されるVRアーキテクツシステムだ。
設計の初期段階からBIMソフトウェア「REVIT」を活用することで、住宅の完成イメージを外観や内部空間まで3次元の立体モデルで作成し、このモデルデータを「HTC VIVE」と連携させることで、図面の中を「自由に歩く」体験が可能となる。
これにより平面図ではわかりづらい室内の奥行感や天井高、家具のレイアウトを、より具体的に確認できる。同サービスは一部の顧客を対象に開始し、順次拡大していくとのことだ。