前回から「Shapes」のテンプレートを選んで作成したプレイグラウンドを使って、グラフィックを描くプログラムに着手しました。と言っても、前回に描いたのは円が1つだけで、あまり見栄えのするものではありませんでした。それでも、円の大きさ、色、位置を指定することができたので、プログラム次第で、さまざまな円のバリエーションを描くことは可能になりました。
前回は、いったんデフォルトの円を描いてから、その色、半径、中心の位置を表す属性の値を変更するという手法を使っていました。今回は、円のオブジェクトを作成する際に、はじめから円の属性の一部を指定して描く方法を示します。もちろんあとから追加で属性を設定、変更することもできます。
Swift Playgroundsのグラフィック機能を使って描くことのできるのは、もちろん円だけではありません。前回も述べたように、Shapesプレイグラウンドの2ページ目の「Create」を見ればわかるとおり、円以外にも長方形、直線、文字列、画像が描けます。今回は、そのうち直線を取り上げ、さらなる属性の設定や、初期化の方法を示します。
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