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ポタフェス 2016 第3回

30万円超えハンドメイドヘッドフォンから、aptX HDまで

ポタフェス2016に行けなかった人へ! 注目展示を一挙紹介します!

2016年12月20日 16時30分更新

文● 貝塚/ASCII

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TAGO STUDIOのモニターヘッドフォン

 群馬県高崎市のレコーディングスタジオ TAGO STUDIOの出展も人だかりが絶えなかった。

 展示内容は同じく高崎のODMメーカーTOKUMIとTAGO STUDIOが協力して開発した「T3-01」というヘッドフォン。TAGO STUDIOでのモニター用途に実際に使われている製品で、このほど予約販売がはじまったモデルだ。桐の削り出しによるハウジングと、剛性感のあるアームやヘッドバンドが目を引く。

 音質はやはりモニター的であり、「低域を強調した音に慣れているな」とあらためて気づかされる。またモニターヘッドフォンというと、ソースやメーカーによってときに高域の刺さりが気になることもあるが、試聴した限りではそのようなこともなく、音の粒はとらえやすく、かつききやすい音だった。TAGO STUDIOのウェブページでは予約販売を受け付けているので、気になる方はチェックしてみよう。

FOSTEXの近日発売製品

 フォステクスブースでは、近日の発売を予定しているイヤフォン「TE04」が展示された。「TE05」と一部共通の仕様を持ち、筐体を樹脂製にすることで価格を抑えたモデル。

 リケーブルに対応するほか、音質も決してチープでなく、フォステクスのヘッドフォンにも通ずる印象のある堅実な音。来年初頭の発売を予定しており、実売価格はおよそ8000円ほどを見込んでいるという。

1MOREは約2万のハイレゾヘッドフォン

 優れた音質と良心的な価格で急速に支持を集めている1MOREの出展。目玉は同社初のハイレゾ対応ヘッドフォンだ。

 型番は「H1707」で、来年初頭の発売を予定している。金属素材を積極的に取り入れた重厚感のあるボディーが特徴。

 デザインはかなり特徴的で、ハウジングの一部に透明な樹脂を用いることで、ドライバーが外側から透けて見える仕様になっている。

 インピーダンスは32Ωと、ポータブル仕様を前提とした作り。再生可能周波数帯域は20〜40kHz。サウンドは低域〜高域まで、突出したり引っ込んでいたりするポイントがないバランスのいい音で、クセも少ない。実売価格は2万円前後で調整しているとのことだったが、この価格帯では定番モデルのひとつになるのではないか。

 「E1001」の新カラーとなるシルバーと、Bluetoothイヤフォンの新モデル「iBFree」も展示された。

アトミックフロイドの新モデル

 アトミックフロイドのブースでは、既に販売されている製品の試聴コーナーに加えて、発売予定の製品「SuperDarts」のチタン筐体モデル「SuperDarts Titanium」が試聴できた。

 SuperDartsはアトミックフロイドの中でもフラッグシップとなるモデルだが、チタンを仕様することでハウジングの剛性を高め、より濁りの少ない素直な音になっている点が特徴という。

 通常モデルの実売価格は4万5000円ほどだが、そこから5000円〜1万円ほど高い価格での販売になる見込み。

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