トライベック・ステージ(株)と子会社の(株)トライベック・ブランド戦略研究所が15日発表した「主要企業WEBユーザビリティランキング2016<企業サイト篇>によると、2016年でユーザビリティが最も高いサイトは、3年連続でKDDIとなった。2位はau、3位はサントリーだった。
同調査では、全15業種・150サイトのユーザビリティ(使い勝手や安全性など)を評価した。調査期間は8~10月。
1位のKDDIは、三太郎シリーズをはじめとしたマス広告の表現がサイト上でも展開され、テレビやWEBサイトなどのチャンネルで一貫したブランドイメージを発信している点や、企業のノウハウや情報資産を魅力的にコンテンツにしていることなどが評価された。
3位のサントリーは、サイトの全面リニューアルにより、昨年の44位から急浮上した。広告表現と連動した印象に残る商品訴求や、多数ある商品ブランドが一貫した設計ルールによって整理されていることなど、情報量が多くても全体の統一感を意識した設計で乱雑にならない工夫が評価された。
5位の日本ハム(昨年7位)、7位のキリン(昨年8位)など、食品・飲料企業が順位を上げており、これらの企業は、ユーザーの興味や関心の高いレシピ、エンターテインメントコンテンツの豊富さ、ユーザビリティの高さが両立されている点が評価された。
■企業サイト上位10位ランキング ※()内は前年度順位
順位 企業/サイト名
1.(1) KDDI
2.(2) au
3.(44) サントリー
4.(4) JXエネルギー
5.(7) 日本ハム
6.(36) 損保ジャパン日本興亜
7.(8) キリン
8.(9) 三井住友海上火災
9.(6) 中部電力
10.(87) 三井物産