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「圧倒的に安い」デンマーク発のヒートマップ分析ツール「Mouseflow」が上陸

2016年12月16日 09時00分更新

文●小橋川誠己/Web Professional編集部

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Webサイトのユーザー行動を可視化する分析ツールMouseflowをご存知だろうか。デンマークのスタートアップ企業マウスフロー社が開発し、いわゆるヒートマップ分析ツールとしては後発ながら、グローバルで9万社以上が利用する人気ツールだ。

人気の理由は、ヒートマップ分析に加えて、サイトを訪れたユーザー1人1人の操作を動画で記録する「セッションリプレイ機能」を備えること。たとえば最終的にコンバージョンに至ったユーザーが、ページ内をどう移動し、どこをクリックしたか、フォームやナビゲーションのどこで操作に迷ったのか、といった動きをプレイバックして直接確認できるわけだ。

セッションリプレイ機能。訪問者のリファラーや訪問ページ、日時などからセッションを選び、ユーザーの操作を動画で確認できる

セッションリプレイの例。訪問者の動きを動画で確認できる。再生スピードや表示倍率も調整可能(この動画は2倍で再生)。


「ユーザーにサイトを操作してもらい、別室でモニターするユーザーテストの場合、準備に手間がかかり、テストされるユーザーも構えてしまうことがある。セッションリプレイなら本物のユーザーの実際の操作を観察できるので、改善につなげやすい」(国内販売代理店・APOLLO11の吉丸 彰代表)。

もちろん、ヒートマップ分析機能も同種のツールと同等の機能を持っており、マウスの動きなどをもとによく見られたエリアを色分けしたり、クリック数とひも付けて分析したりできる。スマートフォンサイトやレスポンシブWebデザインにも対応している。

ヒートマップ機能ではマウスカーソルの位置から注目された位置やクリックされた場所などを色分けして表示する

加えて、フォームに特化した「フォーム分析機能」もある。フォームの各入力項目について、入力にかかった時間や離脱ポイントをレポートし、離脱ポイントのセッションリプレイを確認することも可能だ。

MouseflowはグローバルなWebサービスなので、これまでも国内から利用できたが、このほどWebコンサルティング事業を展開するAPPOLO11が国内販売代理店となり、日本語での販売とサポートを開始した。UIは現時点では英語のままだが、マウスフロー社と協力して日本語化を進めており、近日中に日本語版UIも提供される予定とのことだ。

料金は、500PV(100セッション)まで計測可能なフリープランが無料。1万PV(2500セッション)までのスタータープランが、2826円/月(年間契約の場合、金額は為替レートにより変動)から。なお、PVやセッションはあくまでも計測できる上限数なので、実際のサイト規模に関わらず利用可能だ(上限に達すると計測がストップする)。

「ClickTaleなどの競合ツールに比べて圧倒的に安い」(吉丸代表)とのことで、中小企業やWeb制作会社が試してみる価値はありそうだ。

Mouseflow(日本語サポートサイト)

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