総務省が6日発表した「家計消費状況調査」10月分(速報)によると、1世帯(二人以上)の10月のネットショッピング支出額は、前年同月比0.9%増の7790円となった。支出総額に占める割合は同0.1ポイント増の2.5%だった。
ネットショッピング利用世帯の割合は、同1.8ポイント増の28.2%。ネットショッピング利用1世帯の支出額は、同5.5%減の2万7597円となった。
支出額では、トップが「旅行関連費」で1606円(同0.2%増)、2位が「食料」で1099円(同4.2%減)、3位は「衣類・履物」で885円(同5.1%減)だった。
増減率では、「電子書籍」がトップの30.8%増で、2位は「チケット」で同23.5%増、以下、「化粧品」が同16.5%増、「飲料」が同14.6%増と続いた。「健康食品」は同7%増だった。
マイナスが大きかったのは、「書籍」(同16.7%減)、「自動車等関連用品」(同14.7%減)、「出前」(同13.2%減)、「ダウンロード版の音楽・映像、アプリなど」(同10.6%減)など。
「書籍」が減少傾向で、「電子書籍」の増加傾向が続いていることから、家庭での読書が書籍から電子書籍に移行している傾向が続いている。