「VRの普及にともない、よりいっそう安全性への配慮が求められるため」
産総研とハーツユナイテッドグループが共同でVRコンテンツの研究を開始
2016年12月09日 18時30分更新
ハーツユナイテッドグループは、国立研究開発法人産業技術総合研究所と、VRコンテンツと生体に係る安全性における共同研究を開始したと発表した。VRの普及にともない、よりいっそうVRコンテンツの安全性への配慮が求められていることが背景だ。
産総研は、国内最大規模の公的研究機関で、映像酔いや3Dによる視覚疲労に関する生体への研究も行なっている。
ハーツユナイテッドグループは、子会社のデジタルハーツを中心に、VRコンテンツ専属デバッグチームを結成して、「酔いやすさ」を定量化することによって「VR酔い」を評価する「VR酔いスコアリングサービス」を開発した。こういった活動により、VRコンテンツの安全性を検証してきた実績がある。
共同研究では主に、VR酔いの主観的・客観的評価手法の信頼性向上を目的とした検証と、この評価手法の相関性からわかる推計手法の確立と実用化を目指すとのことだ。