ITコンサルティング・調査会社の(株)アイ・ティ・アールが11月30日発表した「国内のECサイト構築市場規模」によると、2015年度のECサイト構築・運用支援サービスの市場規模は、前年比13.3%増の118億5500万円となった。
同調査は、ECサイト構築・決済代行・CMSサービスを行う国内33ベンダーを対象にした市場調査。
同調査では、ECサイト構築・運用支援の市場が拡大している背景に、ネットショップの増加、各ネットショップの商品ライナップの充実、WEBマーケティングによる集客力向上に伴う利用者の増加、BtoCだけでなくBtoBでのEC化率の上昇、営業支援システムとの連携による案件規模の大型化などを挙げた。
SaaS型ECサイト構築サービスは、低コストでECを開始できる導入障壁の低さや、運用に手間がかからないことによる導入企業の増加などが見込まれ、ECサイト構築市場を引率している、とした。同調査では、ECサイト構築・運用支援市場は今後も順調に市場を拡大し、16年度は同14.8%増の137億円、20年度には198億円に達すると予測した。