ヤフー(株)は30日、中国検索サイト大手のバイドゥ(株)と中国向けマーケティングで日本総代理店契約を締結し、「百度リスティング広告」「百度アドネットワーク広告」の国内販売を開始すると発表した。今回の契約で、Yahoo!JAPANの代理店が、中国に進出する日本企業に向け、バイドゥの広告を販売できるようになった。
「百度リスティング広告」は、中国の検索サイト「Baidu.com」の検索結果画面に広告を掲載するサービスで、中国の検索連動型広告シェアの約80%を占めている。「百度アドネットワーク広告」は、百度のネットワークとなる約60万以上の専門サイトにバナーやテキスト広告を掲載するサービス。
Yahoo!JAPANは全国の営業拠点と代理店網を活用して同広告を販売するほか、中国の検索などで得る豊富なビッグデータを保有するバイドゥと協力し、マーケティングソリューションを拡充する。また、バイドゥの日本総代理店として、広告主・広告会社に対し、トレンド分析や改善施策などのコンサルティング業務を実施する。