(株)電通が24日発表した電通総研の「生活者が選ぶ話題・注目商品2016ランキング」で、通販関連サービス・商品から11位に「ふるさと納税」、14位に「ドローン」、27位に「メルカリ」、30位に「グリーンスムージー」が入った。
同調査は、全国の15~69歳の男女を対象にしたインターネット調査。事前調査などで抽出した120の商品・サービスについて、「今年流行った・流行っている」をベースにアンケートを行った。
話題・注目商品の1位は「ポケモンGO」、2位は「君の名は。」、3位は「リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピック」、4位は「広島カープ セ・リーグ優勝」、5位は「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」(ピコ太郎)となった。
2016年は熊本地震や外国人観光客のインバウンド消費が減少するなど、生活者に先行きの不安感を感じさせる年となった。生活防衛志向が広がる一方、「ポケモンGO」「シン・ゴジラ」「君の名は。」などの日本映画が大ヒットしたほか、スポーツでも「広島カープ セ・リーグ優勝」など、明るい話題も多かった。ランキングでは、新しい消費を感じさせるものが多くランクインした。
同調査では、16年の消費トレンドとして、「Instagram」の普及や「YouTuber」の支持拡大などにみられるように、生活者が多様な楽しみ方を発信する「楽しみ方のダイバーシティー化」が見られた。老若男女がディープな情報を収集したり、アニメや映画の舞台を歩く聖地巡礼をするなど、生活者が「明るいマニア化」する現象が見られた。その他、「ポケモンGO」などにみられるバーチャルな世界を通じて現実世界を楽しむ「脳内ミックスド・リアリティー」現象、スポーツでチーム力が勝利につながった「ミラクルチーム愛」、昔からなじみのある題材を細部まで作りこむことで支持を得た「リバイバルのリバイタル」などを挙げた。
17年はコンテンツ化した商品やサービスが、より生活者の消費に係るようになり、テクノロジーの進化が新たな視点を生活者に提供するだろう、とした。
【生活者が選ぶ話題・注目商品2016ランキング ベスト30】
1位 ポケモンGO
2位 「君の名は。」
3位 リオデジャネイロ・オリンピック/パラリンピック
4位 広島東洋カープ セ・リーグ優勝
5位 PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン )/ ピコ太郎
6位 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
7位 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
8位 「シン・ゴジラ」
9位 ハロウィン
10位 「真田丸」
11位 ふるさと納税
12位 YouTuber(ユー・チューバ―)
13位 Instagram(インスタグラム)
14位 ドローン
15位 ラグビー日本代表
16位 連続テレビ小説「あさが来た」「とと姉ちゃん」
17位 「おそ松さん」
18位 iPhone 7
19位 伊勢志摩サミット
20位 「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
21位 モンスターストライク
22位 新型プリウス
23位 18歳選挙権
24位 格安スマホ/格安SIM
25位 スカーチョ/スカンツ
26位 インバウンド
27位 メルカリ(フリマアプリ)
28位 3Dプリンター
29位 北海道新幹線
30位 グリーンスムージー