スマートウォッチに否定的だった筆者が、
スカーゲンのハイブリッドスマートウォッチに一目惚れ
いわゆるスマートウォッチが登場してから数年が経過していますが、実は自腹で一度も買ったことはありません。もちろん発表会でチェックしたり、レビュー記事のためメーカーから借りて使ってはいますが、その体験から個人的に「不便だなぁ」と思う点をいくつか感じているからです。
まずひとつは「バッテリーがもたない」こと。たいていのスマートウォッチは実働時間が長くても2日弱。毎日充電しないと翌日にはバッテリー切れということに。やはり腕時計はつけっぱなしにしておくことも多いので、こまめな充電はめんどうです。
次に「充電端子が特殊形状のものが多い」こと。自分は旅行が好きで家を空けて出かけることも多々あるので、そのために専用の充電ケーブルを持ち歩かなければならないのが億劫。
もう一点は「小さなディスプレーで情報とかみない」ということ。自分はスマホのヘビーユーザーなので、基本的にスマホは肌身離さず持っています。なのでスマートウォッチであれこれチェックするよりも、スマホを見たほうが早い。
このようにスマートウォッチに否定的な印象しかなかった筆者ですが、ドイツ・ベルリンで開催されたIFAで、ひとめぼれ的に心を奪われたスマートウォッチが紹介されました。それが今回レポートするスカーゲン(SKAGEN)のハイブリッドスマートウォッチ「HAGEN」です。
旅先にケーブルを持って行く必要なし
いちばん惹かれた点は、HAGENはアナログタイプの腕時計というところ。ディスプレーやタッチパネルではなく、長針と短針を装備した一見すると普通の腕時計です。スマートデバイスの場合、バッテリーをいちばん消費するのがディスプレーです。そのディスプレーを登載していないので、電池交換無しで最長約半年間使用できます。つまりディスプレー搭載タイプのような毎日の充電は不要。旅先にケーブルを持って行く必要もありません。これだけでスマートウォッチを避けていた理由の2つをクリアしています。
ちなみに電池はコイン型の「CR2430」。家電量販店や通信販売からひとつ220円前後で購入可能。交換方法も本体の裏蓋をコインなどで回して外すだけとカンタン。コストも手間もかかりません。毎日充電するよりもよほどカンタンです。