Section-9吉田真吾のAWS関連ブログまとめ 第10回
AWSのアップデートをまとめてチェック!今回は10月23日まで
Windows Server 2016対応、Aurora強化、JAWS FESTA 東海道
2016年10月26日 07時00分更新
「Section-9吉田真吾のAWS関連ブログまとめ」は、AWS関連の最新情報をまとめているSection-9 吉田真吾さんのブログ転載になります。今週は10月23日までのアップデートの振り返り。
セクションナインの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
どうも、「君の名は。」をすでに6回見てるんですが、そろそろ一緒に語れる方がいればミートアップしたいです。
それでは今週も行ってみましょう。
AWS公式
1. Amazon EC2 で Windows Server 2016 を実行
- EC2でWindows Server 2016が実行可能になった。
- 2016ではNano Server/Windowsコンテナ/Docker/SQL Server 2016などが対応している。
- 2016年末までにECSにWindowsコンテナを追加する予定
Amazon EC2 で Windows Server 2016 を実行 | Amazon Web Services ブログ
2. Amazon Auroraアップデート – ストアードプロシジャーからLambda Functionの呼び出しと S3からのデータ読み込みに対応 –
Auroraのストアドプロシージャ(データベースに発生するINSERT/UPDATE/DELETEなどのイベントをトリガとして動作するコンパイル済み関数)からLambdaファンクションの実行が可能になった。
- 自分のストアドプロシージャ内からmysql_lambda_asyncプロシジャーを呼び出すことで実行される
- mysql_lambda_asyncプロシジャーからは非同期実行される
- 以下未確認(1)Auroraのストアドプロシージャの実行契機はトランザクションコミット後か? (2)mysql.lambda_asyncじゃなくて同期待ちする方法はあるんだろうか
S3からのデータインポートをサポートした。
- テキスト形式:MySQLのLOAD DATA INFILEとほぼ同様のオプションが利用できる「LOAD DATA FROM S3」コマンドを利用
- XML形式:LOAD XML from S3コマンド
Amazon Auroraアップデート – ストアードプロシジャーからLambda Functionの呼び出しと S3からのデータ読み込みに対応 – | Amazon Web Services ブログ
3. Amazon ElastiCache for Redisアップデート – Sharded Clusterの追加やエンジンバージョンを更新 –
- ElastiCache for Redisがアップデート。Sharded Clusterがサポートされ、クラスタモードを有効にして作成されたクラスタは1クラスタ内最大15シャードまで作成でき、3.5TiBまでインメモリに格納でき、Read Replicaを作成することで秒間最大 2000万読込み/450万書込みの性能を発揮する。
- コンソールでインスタンスを選択する際に、メモリ量/ネットワークインタフェース/時間あたり価格が表示されて、選択しやすくなった。
- Redis3.2に対応し、Enforced Write Consistency/SPOP with COUNT/Bitfields機能が使えるようになった。
- Geo系のデータに対応し、これらを簡単に扱えるようになった。
Amazon ElastiCache for Redisアップデート – Sharded Clusterの追加やエンジンバージョンを更新 – | Amazon Web Services ブログ
4. 現在進行中 – VMware Cloud on AWS
- オンプレで使っているVMwareテクノロジー(ESXiやvSAN、NSX)をAWSのハードウェア上でマネージドサービスとして実行可能に
- vMotionでオンプレからの移行、データセンター統合でAWSへの移行なども可能になる予定
現在進行中 – VMware Cloud on AWS | Amazon Web Services ブログ
AWS関連
JAWS Festa東海道が10/22(土)に名古屋工業大学で開催されました。
特に打合せもなかったのですが、なんか「JAWS-UG on ASCII.jp」にも関わっていることですし、なんかやれってことで、まずはランチタイムに少しLTしました。
JAWS-UG on ASCII.jp とは? from Shingo Yoshida
5.サーバーレスの話
メインは夕方の25分セッションでした、私からはサーバーレスの基本的な話で、後半の丹羽さんがパフォチューの話をしようという感じで。
6. サーバレスアーキテクチャのパフォーマンスチューニング
アーキテクチャを構成する要素ごとにどのようなパフォーマンス(特にレスポンスタイム)の特性があるか、レスポンスタイムを削れるかやってみた記録
7. Inside of awspec -AWSをテストする方法。そしてその中のはなし
awspecの作者から、AWSをテストするツールを開発するうえでの知見の共有、最近どんなPRもらったか、AWSへの要望など。
Inside of awspec -AWSをテストする方法。そしてその中のはなし-
ということで今週は短めですがここらへんで。
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