カゴメ(株)は18日、地域生産者と日本の消費者をつなぐ通信販売の新ビジネス「農園応援」を開始した。
「農園応援」では、地域農業の活性化を目的に、カゴメが全国各地の生産者を訪ねて探し出した農産物(青果・加工品)を、生産者の物語とともに提供する。初年度は山形県上山市の「果樹楽園うぶふところ」の佐藤和愛さんが栽培した『ゴールド ラ・フランス(青果)』と北海道余市町の「水尻農園」の水尻宏明さんが栽培したトマトを搾った『北海道余市トマトジュース』の2品を通販サイトで販売する。17年度以降は、取り扱い品目を拡大する。
同社は「お店では買えない特別なカゴメ」をコンセプトにした通販事業「健康直送便」を1998年に開始。野菜ジュースやサプリメントなどを販売している。現在は顧客数38万人、年間売上約88億円(15年度)に成長した。同社は「健康直送便」の利用者にも、通販サイトやメールで「農園応援」を案内する。