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ちゃんとやってる? 基本すぎて他人に聞けない「アプリストア最適化(ASO)」の基本

2016年10月05日 08時00分更新

文●Maria Lopez

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Webサイトと同じように、アプリを作ったときも集客(ダウンロード促進)が大切。誰も使ってくれないアプリでは意味がありませんからね。そのために必要なASOの基本をこの記事で。

Apple App StoreやGoogle Play Storeには200万個を超えるアプリがあり、いろいろな用途のアプリを見つけられます。しかし、このようにアプリがあふれる中でアプリ配信者が自分のアプリの存在を示すのは大変です。いままでいろいろなアプリマーケティング技術が開発され、この課題を改善する力があることが認められてきましたが、もっとも効果があるのはアプリストア最適化(ASO)と言われています。

ASOはよくSEOと比較されます。なぜなら、ASOとはアプリストアでのランク順位やアプリの露出を改善するためのプロセスだからです。Webサイトを最適化して検索エンジントップに表示させるSEOと似ています。

ASOとSEOは両方とも同じ大原則に基づくものですが、違いもあります。それは、それぞれが異なるエコシステムで動いているという点です。App Storeで検索する人とWebで検索をしている人とでは行動の仕方が異なります。また、アプリストアは独自のランキング要素を使用しているので、アルゴリズムの動き方も違います。

アプリが普通のブラウジングやアプリストア内の検索によって発見される確率が63%以上であることを考えると、ASOがアプリマーケティング戦略に絡んでいることは疑いの余地がありません。

この記事では、最適化を必要とするもっとも大事な要素や成功例を紹介し、ASOのスタートを手伝います。また、便利なキーワードツールを使い、効果的にキーワード検索をするための豆知識やアドバイスも紹介します。

ユニークなアプリを作ること

アプリのASOやランキングを考え始める前に、自分のアプリのデザインが100%完成していて、コンセプトもユニークであるかチェックしてください。コンセプトがユニークかどうかは、次にようなことを自身に問いかけてください。

  • そのアプリでなにか問題が解決するか?
  • エンターテイメント性があるか?
  • メイン機能が明確になっているか?
  • 競合アプリとの差異を作れるUSP(独自の販売条件)はあるか?

こうした準備がアプリ側では整っていて、機能性も抜群であると確信できたら、すぐにでもアプリの製品ページの最適化に本腰を入れられます。

アプリのメタデータを最適化すると、Apple App Storeでアプリが持つオーソリティと、検索結果での順位を上げられます。するとアプリのオーガニックダウンロード数、そして願わくばコンバージョン率も上昇します。

戦略を立てるときに最初にすべきステップは、マーケットと競合の徹底的な分析です。オーディエンスと競合を理解すれば、アプリを見つけてもらうための可能性につながる新しい機会を得られます。

ASOの仕組みとは?

先にも述べた通り、ASOとSEOはよく比べられています。検索エンジンのアルゴリズムは検索結果におけるWebページの順位を決定するのに複数の信号を使っており、それぞれの信号の重みは違います。ランキング要素は検索エンジンごとに異なります。アプリストアにもまったく同じことが言えます。

アプリストアはそれぞれ独自のルールと方式に従ってアプリのランキングを決定しているため、アプリストアに合わせたアプリの最適化が必要不可欠です。アップルとグーグルの両方がランキング方式について明確にしていないので、検索結果メカニズムの大部分は謎のままです。結局、仕組みを知るためには、実験に頼りながらせいぜい賢く「推測」するしかありません。

SEOと同じように、ASOにもオンメタデータとオフメタデータの要素があります(SEOの「オンページ」「オフページ」と同様)。オンメタデータ要素とは、アプリ配信者が自由にコントロールや最適化をできる要素のことです(アプリのタイトルや説明など)。一方オフメタデータは、影響を受けることはあるものの、完全に独立していてコントロールができません(アプリのダウンロード数やレビュー&ランキングなど)。

それでは、アプリのランキング結果を左右するASO要素をチェックし、どうすれば最適化できるかを説明していきます。

アプリの製品情報ページを最適化する

アプリのアイコン

第一印象を決めるチャンスはたったの1回しかありませんので、無駄にはできません。アプリのアイコンは、ユーザーがアプリストアを見て回るときに最初に目にする要素です。視覚的価値はもっとも影響力のある要素の1つとなるので、完璧な制作とデザインが必要です。

アプリユーザーが自分のアプリと似たようなほかの多くのアプリを目にしている可能性は高いので、ユニークなアイコン作りに集中する必要があります。アイコンは、アプリが目指すところをはっきりと示すための最初のチャンスです。タイトルと同じように、アイコンは自分のアプリがなにであるかを反映する必要があります。

アイコンはアピール力があり、内容と関連していて、覚えやすく、そして目を引くものでなくてはなりません。これらをすべて、アイコンという小さなグラフィックで表現するのです。そのため、アイコン制作作業は非常に大変なので、十分な時間をかけることが大切です。ユーザーの注目を集められるようなポイントを1つ作り、詳細や文字の追加は避けてください。

また、アイコンをいろいろな壁紙の上に置いてテストしてください。アイコンはユーザーのバックグラウンドに常に表示され、起動時にタップされるものだということを忘れてはいけません。お勧めの裏ワザは、ボーダーを使って壁紙とのコントラストを強めることです。

Apple App StoreやGoogle Play Storeとでは、アプリアイコンの大きさやレンダリングに関する必要条件が異なります。「iOS Design Guidelines」と「Android Graphic Assets Design Material」を注意深く読んで従うようにしてください。

アプリ名

アイコンと同じく、アプリ名も魅力的で分かりやすく、簡潔でユニークでなくてはなりません。一瞬で理解でき、アプリの目的を反映するような名前を選んでください。

タイトルはコンバージョン面ではとても重要ですが、ランキング結果でも大事な役割を果たします。実際、Apple App StoreとGoogle Play Storeのアルゴリズムは両方とも、アプリ名から得られるキーワードを非常に重要視しているのです。アプリ名に関連するSEOキーワードがタイトルタグになることもあります。

タイトルには一番強力なキーワードを使うようにしてください。アップルは最近、ユーザーエクスペリエンス上昇とキーワードスタッフィング解決のため、タイトルは50文字以下でなければならないと発表しています。

グーグルでは、文字数制限はさらに厳しい30文字となっています。そのため、タイトルのためのキーワードを賢く選ばなければなりません。

成功例としては、3つから4つのキーワードを使って関連性のある文章を作り、魅力的でシンプルなブランド名にするのがお勧めです。また、アプリストアがキーワードを適切にスキャンできるように、必ずURLに使用できる文字を使うようにしてください。

キーワード

キーワードは間違いなくASOの最難関です。アップルであれグーグルであれ、アプリは検索結果でランク入りしたい特定キーワードをしっかり狙わなくてはなりません。実際、アプリのキーワードは、SEOにおけるWebページのコンテンツタグと同じように考えられます。

再び書きますが、アップルとグーグルとでは仕組みが異なります。アップルは開発者に100文字のiTunes Connect Keyword欄を提供していますが、グーグルは説明文からキーワードをスキャンしています。そのほかのキーワードは位置についても考えなければなりません。事実、タイトル、配信者名、アプリ内課金、カテゴリーから得られるキーワードが、ランキングに使われているのです。

Apple App Storeについては、使用できるすべての文字を使うこと、スペースではなくカンマを使って各キーワードを分けることが大切です。また、長いキーワードではなく単純なキーワードを使用することも強く勧められています。短いキーワードなら、アルゴリズムにより多くのキーワードコンビネーションの候補を得られるからです。

Google Play Storeの仕組みはSEOにさらに似ています。各ターゲットキーワード(10個ほど選択できます)を4〜5回繰り返し、ほかのいろいろなキーワードと組み合わせながらマーケティングキャッチコピー内に分散させます。キーワードデンシティ(キーワード密度)に注意し、キーワードスタッフィング(キーワードの詰め込み)を避けてください。

優れたキーワードとは、内容としっかり関係があり、検索回数は多いけれど競合者がいないキーワードのことです。しかし、ユーザーが入力する見込みがあり、大量の検索結果と結びつかないキーワードを見つけるのはとても大変です。

効果的なキーワードを見つける効果的な方法としては、オンラインのキーワードツールの助けを借りるのがお勧めです。使えるツールはたくさんあります。グーグルからはGoogle Adwords キーワードプランナーが提供されており、Web向けではあるものの多くのヒントを得られます。

私たちが好んで使っているのは「アプリのWooRank」、AppTweakです。AppTweakには、アプリに最適なキーワードを見つけるためのツールやデータだけでなく、どのようなアプリのASOパフォーマンスでもチェックできる完全なASOレポートがあります。レポートのパフォーマンス予測はApple App Storeから直接得られた複数のパラメーターによるものです。

AppTweakでは各キーワードのキーワード有効性指標(KEI)もチェックできます。KEIとは、ランキング入りに苦しんでいるときにキーワードパフォーマンスを知るために使える指標で、1から100までで表示されます。KEIが高ければ高いほど、キーワードのランキング入りのチャンスも高まります。

AppTweak Keyword Efficiency Index

AppTweakは、レビューで使用頻度が一番高いキーワードや、一番多くランクインしたキーワード、カテゴリーでもっともランク入りしているキーワードも表示できます。また、アップルまたはグーグルからの自動キーワード推奨やそのほかの機能もあります。

AppTweak ranked keywords

Category keywords

キーワード研究は必ず競合の徹底研究から始めてください。競合がアプリストアのどの位置につけているのか理解するためです。競合アプリの名前、説明(Google Play Storeの場合)に入っているすべてのキーワードをテストし、AppTweakの「Ranked Keywords(ランク入りしているキーワード)」機能を使ってランク入りしているキーワードをチェックしてください。こうしたキーワードは、競合がiTunes Connect Keyword欄(または説明文)でターゲットにしているものです。

成功例としては、可能な限り多くのキーワードを分析すること(少なくとも各アプリや言語ごとに100個)があります。基本的に、自分のアプリと関係があり、そしてカテゴリーに多少なりとも関連するキーワードをすべてチェックしてください。

そしてそこからあまりにも一般的、または人気の高いキーワードを削除します。KEIの低いキーワードや、ランク入りを目指したけれど実りのなかったキーワードも避けてください。

競合に打撃を与えるための使える戦略としては、よくランクインしているキーワード(1位から50位までにランクしているもの)をタイトルや説明、キーワードフィールドに使うことがあります。自分のアプリと同等のレベルにあるアプリに対してこの戦略を使ってみてください。このようなキーワードを使って競合がランク入りしているのなら、こちらだってランクインできるはずです。

しかし、競合がターゲットとしていないキーワードを使い、自分と競合のアプリを差別化することも大事です。適切なバランスを探らなければなりません。

もっとも理解したいポイントは、キーワードランキングはトレンド、アプリストアの更新、競争によって頻繁に変わるという点です。自分のキーワードランキングを定期的にチェックし、戦略を適応することが大切です。

アプリの説明文

説明文は製品情報ページに表示されます。ユーザーが「もっと読む」をタップすると、完全に表示されるようになります。キャッチコピーの最初の部分に最大の労力を費やさなくてはならないのはこのためです。

Truncated app description on Product Page

アプリを使うとなにができるのかと基本機能を2~3行で記述してください。強力なCTAも埋めこんでください。説明文は力強いコンバージョンツールですので、カスタマー本位になるように書きます。

たいていの場合、ユーザーが説明文のすべてを読むことはありません。すばやく目でスキャンするだけですので、できるだけ読みやすい説明にしてください。箇条書き(またはダッシュ)を使って独自の機能やメリットを一覧にするのが効果的な裏ワザです。

ユーザーにアプリをダウンロードしてもらうためにできることを徹底的にしなければなりません。また、説明文の最後に自分の連絡先情報を忘れずに追加してください。

アルゴリズムの観点からすると、アップルは公式には説明文からのキーワードはインデックスしていませんが、それでもなんらかのインパクトはあるようです。しかし、iTunesのアプリページはWebの検索エンジンにインデックスされているので、Apple App Storeの記述はSEO向けにしなくてはなりません。

グーグルでは、説明文はASOからすると非常に重要であるため、ASOに沿って最適化される必要があります。先にも書きましたが、10個ほどのキーワードをターゲットにし、ほかのキーワードと組み合わせながら、それぞれ5回ずつ繰り返してみてください。

新機能や変更、またはキーワードを導入する際には、説明文も必ず更新するようにしてください。

スクリーンショットとビデオ

アイコンと同じように、スクリーンショットや動画もユーザーの注意を引くためにとても大切な視覚的資産となります。実際に、ユーザーは説明文を読むよりもスクリーンショットを見るほうを好みます。スクリーンショットや動画は、説明文よりも速く簡単に読め、アプリに活力を与えてくれる存在なのです。

スクリーンショットの利用可能粋(アップルは5枚、グーグルは8枚)をすべて利用し、コンバージョン率の引き上げに活用してください。また、iOS 8以降のアップルで投稿を許可されているプレビュー動画(デバイスから直接見る場合は15秒から30秒までの長さの動画)、グーグルの場合は30秒から2分までの長さのYouTube動画も公開してください。動画では一番魅力的な機能を見せ、最初の数秒間をしっかり作り、ユーザーの注意を引けるようにします。

もちろん、画像や動画など視覚的な素材は高画質、高デザインにし、各スクリーンサイズに合わせた最適化が必要です。

スクリーンショットと動画のガイドライン「iTunes Connect Developer Guide」や「Android Design Requirements」に従ってください。

検索結果には最初の2つのスクリーンショットが表示されます(または最初のスクリーンショットと動画)。これらのスクリーンショットに一番魅力的な機能やもっとも重要なメリットが含まれるようにしてください。

スクリーンショット1枚ごとに1つの機能を集中的に紹介するには、上(または下)に短い説明文をオーバーレイで入れ、キー要素を目立たせるのがお勧めです。

Overlay text on app screenshots

ビジュアルコンテンツアルゴリズムが正式に検討することはないものの、全閲覧数がアプリランキングに影響するという説もあります。コンバージョンを考えれば、全閲覧数が影響力を持つことは確かにあります。スクリーンショットのA/Bテスト、そしてターゲット対象の地域に合わせたローカライズを必ずしてください。アップルではローカライズが不可能なため、アップルのプレビュー動画では文字を一切使わないようにしてください。

レビューと評価

レビューと評価は、ダウンロード数やコンバージョン率と同じく、オフメタデータの最重要要素です。アプリの質と信頼性を証明してくれるものだからです。同じキーワードを巡って2つのアプリが競合しているとき、アルゴリズムはこうした要素を使って検索結果の順位を決定しています。

レビューと順位がアプリストアのアルゴリズムに多大な影響をおよぼし、ストア内でのアプリの立ち位置の定義にも大きく貢献していることは明らかです。レビューと評価、そしてランキングには深い相互関係があります。

実際、平均評価と評価数は、ランキングからすると必須項目です。総合評価数はアプリ内のコミュニティの規模やエンゲージメントレベルを示す指標となるため、さらなる重みを持ちます。好意的なレビューや評価が定期的に入っているということは、特にキーワードランキングで、アプリのオーソリティとストア内での重要性を高めることにつながります。

評価が非常に低い、または少ないアプリをトップチャートで見かけることはほとんどありません。

しかも、マーケティングから考えてみても、ユーザーのフィードバックはほかのユーザーにとってとても大事になります。近ごろ、人々はレストランで食事をしたり、ホテルを予約したり、またはなにか製品を買うときなど、常にほかの意見を探しています。アプリストアを見て回り、製品情報ページを読むとき、ユーザーは必ず平均的な評価やレビューをチェックしています。

従って、ユーザーに可能な限りでアプリを評価してもらえるようなアプローチが必要不可欠です。それには、2ステップの通知プロセスを使ってカスタマーからのフィードバックを得るという戦略がお勧めです。

最初にアプリを気に入ったかを尋ねます(あるいは、カスタムの星付けによる調査画面を作ります)。

「気に入った」と返してもらった場合(または4つ星以上をもらった場合)、アプリを直接評価してくれるよう頼みます。ネガティブな返答が返ってきたらフィードバックページに誘導し、ユーザーとの連絡を試みます。このテクニックにより、5つ星のレビューを劇的に増やせます。

また、カスタマーフィードバックに耳を傾けることも大切です。なぜなら、フィードバックからは新機能候補やバグ修正、改善など、将来の開発に関するインスピレーションを得られるからです。オーディエンスが求めるもの、または提案してくるものを常に考えてください。

この点ではアップルとグーグルには大きな違いがあります。グーグルでは開発者がレビューに返信できるようになっているのです。よって、不満を持つユーザーに簡単にアプローチし、客離れを防げます。Google Play Storeでアプリを配信しているのなら、好意的でないレビューに、積極的で明るい口調を心がけながら必ず返信するようにしてください。

また、配信を開始する際、家族や友達に評価を頼むのをためらってはいけません。アプリを急上昇させ、より多くのユーザーを引きつけられるからです。

バージョンとリリース

最近、アップルはアプリストアを汚染しユーザーエクスペリエンスを損ねている「ゾンビ・アプリ」に対し大規模なクリーンアップをするという目標のもと、古くなったアプリや手入れのされていないアプリを削除すると発表しました。その後、アプリは30日ごとに更新をしなくてはならず、更新しない場合は削除されることになりました。

アプリが常に最新の状態であることは、Apple App Storeにおいて、マーケティングおよびアルゴリズム両方の観点から、必須、そして決定的な要素です。

更新されたアプリはより多くのユーザー(いつも改善やノベルティを探している人びと)を引きつけますし、頻繁に更新をするアプリは検索アルゴリズムからも好まれます。グーグルでもアップルでも、常にアップデートされているアプリの検索結果はたいてい、古いアプリの検索結果よりも高くなっています。

しかし、実際のユーザーに新バージョンをダウンロードしてもらうのは大変な作業でもあります。お勧めは、新機能やメリットを説明した、好感度を持てるようなプッシュ通知を使ってダウンロードを促すことです。加えて、強力なキーワードを使って説得力のある「What’s New」セクションを書くことも大事です。

新バージョンをリリースするなら、ASO戦略を更新する機会としてとらえてください。キーワードランキングを徹底分析(競合相手のランキングも分析すること)したら、新しいキーワードを探し、自分がランク入りしていないものと取り替えます。

覚えておかなければならないのは、更新するたびに評価がリセットされることです。これですべてを最初から始め、ネガティブなレビューを削除できます。しかし、好意的なレビューや評価を多く得ている場合、更新したあとに取り戻すには時間がかかるかもしれません。それでも、以前から人気があったアプリなら、アップデートによってユーザーが不快感を持つことはありません。

最後に

アップル、グーグルともに、アプリの品質を高く保つためにアプリのコンバージョンやリテンションに依存していると見られています。そのため、ASOではダウンロードがすべてではなく、アプリを積極的に使い続けてくれる熱心なユーザーを探さなくてはなりません。まずアプリの品質に注目し、次にプッシュ通知などマーケティング技術を使い、ユーザーに積極的に関わってもらってください。

インプレッションやページビュー、リテンションそしてエンゲージメントを追跡するKPIを設定しておくと、あとからASO対策の結果をモニタリングしたり、アプリやキーワードランキング結果を改善するためのヒントを得たりできます。

そしてなにより大切なことですが、ASOはアプリを検索結果の1位につけてくれるような魔法の薬ではありません。グローバルアプリマーケティング戦略として、常に更新や微調整が必要な現在進行形のプロセスなのです。

※本記事はWooRankのSEOシリーズの1つです。SitePointでの記事公開に協力してくれたパートナーへのサポートに感謝します。

(原文:Your Guide to App Store Optimization (ASO)

[翻訳:加藤由佳/編集:Livit
I AM NIKOM / Shutterstock.com

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