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モバイル経由のEC取引、日本が世界トップの52%…PCを上回る

2016年09月23日 08時50分更新

記事提供:通販通信

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%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%8901 仏のマーケティング関連企業Criteo S.A.が21日発表した「2016年上半期モバイルコマースレポート」によると、オンラインショップの16年上半期の売上高は、日本とイギリスでモバイル経由がデスクトップ経由を上回ったことがわかった。

 同調査は、日本・英国・韓国・オーストラリア・ドイツ・フランス・イタリア・ブラジルなど12カ国の3300を超えるオンライン小売業をとした調査。

 モバイル経由の取引は、日本が52%でトップとなった。2位はイギリス、3位は韓国だった。モバイルシェアが最も拡大した国はブラジルで、2位はオーストラリア、3位はフランス。モバイル経由のコンバージョンが最も高いのは日本で、2位がイギリス、3位が韓国となった。

 プッシュ通知やパーソナリゼーション機能など、先進的な機能を備えたモバイルアプリを持つ小売業者は、モバイルでの購入の54%がアプリ経由だった。コンバージョン率はモバイルブラウザと比較して3倍となった。アプリ経由の平均購入金額も、アプリ経由が最も大きくなった。

 日本のモバイル経由の購買率は52%だが、モバイル購入件数が多い上位4分の1の小売業者を対象にすると、約8割がモバイル経由の取引だった。モバイル経由の購入の業種別内訳は、「ファッション・高級品」が34%、「健康・美容」が19%、「量販店」が17%だった。

 同調査では今後の展望として、「パーソナライズ化をどのデバイス環境でも提供できる小売事業者が優位」「最も効果的な販売チャネルはアプリ」「健康・美容、ファッション以外のカテゴリでも、モバイル経由の売上拡大のチャンスは大きい」「オンラインショッピングで使用されるデバイスはスマートフォン」の4点を挙げた。

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