アスクル(株)が16日発表した2017年5月期第1四半期(5~8月)決算は、売上高が前年同期比10.7%増の805億6000万円、営業利益が同58.3%減の12億1600万円、純利益が同65.2%減の6億4500万円となった。
売上は好調だったが、福岡と横浜に物流センターを新設したこと、消費者向け通販サイト「LOHACO」のテレビCMを前倒しで実施したことなどにより、減益となった。ただ、新物流センターの稼働も順調で、第2四半期以降の営業利益は当初計画を上回り、黒字に転換する見込み。
BtoB事業は、MRO商材(工場・建設現場で使用される消耗品など)と、医療・介護施設向け商材の売上高がそれぞれ2桁伸長するなど、好調に推移した。同事業の売上高は、同6.6%増の695億2100万円となった。
「LOHACO」は、テレビCMや取り扱い商品の拡大、1時間単位での時間指定配送サービス「Happy On Time」などの新サービスの開始で、売上高は同36.5%増の97億8800万円となった。