東京地下鉄(株)・東武鉄道(株)・佐川急便(株)・日本郵便(株)・ヤマト運輸(株)の鉄道・物流5社は29日、東京メトロ有楽町線~東武東上線で、鉄道施設を活用した物流の実証実験を9~10月にかけて共同で実施すると発表した。
同実証実験では、物流の課題である交通渋滞・CO2排出量・ドライバー不足などを、旅客鉄道の輸送力を活用して解決できないかを検証する。実験は「拠点間輸送」と「拠点から駅間輸送」の2パターンあり、乗車できない実験専用ダイヤを設定し、同期間に10回実験する。
実験終了後は、取得データや旅客輸送に与える影響、物流各社のニーズなどから、旅客鉄道を活用した貨物輸送の可能性を検証する。