ヤマトホールディングス傘下の東南アジア地域統括会社「YAMATO ASIA PTE.LTD(ヤマトアジア)」は25日、タイのセメント業界大手で物流事業も展開する「SCG Cement-Building Materials Co.,Ltd.(SCG セメントービルディングマテリアルズ)と、タイで宅急便サービスを提供する合弁会社を10月に設立すると発表した。
東南アジアの製造拠点であるタイは、スマートフォン普及に伴い、EC市場が急成長している。特に小口配送の個数が伸長しているため、タイの経済発展の中核を担ってきた大手企業のSCGと合弁会社を設立し、小口配送ネットワークを拡大することで、法人・個人向けの最適な物流を提供する。
合弁会社にはSCGが65%、ヤマトアジアが35%を出資。SCGのタイ国内でのBtoB全国配送ネットワークに、ヤマトグループの宅急便のノウハウを組み合わせ、タイでの物流事業を展開する。