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商圏進入のユーザーにプッシュ通知、店舗誘客「ココチラ」開始

2016年08月16日 02時27分更新

記事提供:通販通信

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image 凸版印刷(株)は16日、電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」で、ユーザーの位置情報に合わせてプッシュ通知し、店舗に誘客する電子手配りサービス「ココチラ」を開発し、8月からサービスを開始すると発表した。

 「ココチラ」の利用で、店舗の最寄り駅や周辺施設など、店舗が狙った場所にいる潜在顧客に店舗のお得情報などのコンテンツを絶好のタイミングで配信できるようになり、潜在顧客の行動を変え、自店舗に呼び込むことが可能となる。

 導入企業は、配信するコンテンツを登録し、自店舗に誘導しやすい“射程圏”(ジオフェンス)を地図上で設定すれば、射程圏に入ったユーザーにプッシュ通知が配信される。ユーザーの射程圏内での滞在時間によって、プッシュ通知するタイミングを設定できる。滞在時間から、コンテンツの出し分けが設定も可能。また、情報に接触したユーザーが来店したかどうかの効果測定もできる。導入するには、店舗内にビーコン端末(電波発信機器)を設置することが必要となる。

 「Shufoo!(シュフー)」では、商圏内で暮らすユーザーに、店舗が毎日決まった時間に買い物情報を配信していたが、タイミングと場所が合えば情報を受容する傾向があることから、「最寄り駅から帰宅中」「ショッピングモール内の別のお店で買い物中」など、店舗にとって射程圏内となるユーザーを誘客するため、店舗の特売情報をタイムリーにプッシュ通知する同サービスを開発した。

 8月中旬から11月末まで利用料無料のトライアルキャンペーンを開催。同キャンペーンには、イオンリテール(株)、(株)イトーヨーカ堂、(株)近鉄百貨店、(株)東急ハンズなどが参加を予定している。また、12月以降は、1プッシュ通知ごとに10円の利用料と通知量に応じた従量課金制での有償化を予定している。

 凸版印刷は流通企業に同サービスを拡販し、2017年3月末までに700店舗の導入を目指している。

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