アプリというものはすべてのユーザーにとって平等ではありません。残念ながら、新しいアプリがリリースされるとき、Androidユーザーが取り残されてしまうことがたびたびあります。これは、おもしろそうな新しいゲームを見つけたと思ったら、それが自分の持っているPS4ではなく、Xbox One限定だった(またはその逆)という場合に似ているかもしれません。
しかし、ありがたいことに、AppleとAndroidのこの差を狭めようと熱心に取り組んでいる真面目な開発者がたくさんいます。つまり、Androidユーザーが「Apple限定のアプリを試してみたい」と思ってから開発者がAndroid版をリリースするまでは単に時間の問題だということです。
この記事では、Androidアプリのエコシステムを讃えるべく、デザイナー向けの使いやすいAndroidアプリを8つ紹介します。なによりこの8つがすべて無料というメリットは見逃せません(追加機能の購入に課金しなければいけないものもあるので注意)。
(訳注:以降のアプリ紹介にあるアプリ名、カテゴリーは原文通りです)
1. Designs Pro: Photo Studio Free
どのようなAndroind端末にもデフォルトで写真エディターが入っています。しかし、Designs Proは、画像をトリミングしてフィルターを載せるだけという一般的なフォトエディターをはるかにしのぐものです。小さな子どもでも使いこなせるくらい簡単な操作で、創造力を最大限に膨らませて写真を編集できます。
何千ものリソースファイルをもっており、フィルターからステッカー、フレーム、そしてオーバーレイテキストまでなんでも加えられ、画像を作成できます。
もちろん、写真エディターはSNSへの共有機能がなければ完璧とは言えません。Designs Proなら大丈夫です。Facebook、Instagram、WhatsApp、Hangout、Tango、LINEなどに作品をアップロードできます。
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- カテゴリー:写真
- 価格:無料
2. Color Reference
Kulerアプリを使い慣れているなら、D9d9が開発した、その場で使えるカラーパレットクリエイター、Color Referenceもきっと好きになるはず。インスピレーションがわき、新しいカラースキームの発見をサポートしてくれるので、最高のデザインが作れます。CSSデザインの向上にも役立ちます。
Color Referenceはほかのカラーパレットクリエイターに比べると新しい方ですが、マテリアルデザインUIなど、ほかにはない追加機能があります。
もちろん、既存の画像から色を選択する機能、自動パレット生成機能、共有機能などカラーマネジャーに欲しい一般的な機能もちゃんと備えています。
Color Referenceはぜひトライするべきツールと言えそうです。
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- カテゴリー:カラーマネージメント
- 価格:無料
3. Toolwiz Photos
Designs Proと同じく、1つのツールが欲しい機能のすべてをカバーしているのはまれなことで、ときに代替案が必要になります。そこでお勧めなのがToolwiz Photosです。Photoshopのツールキットを無料で提供しており、すばやくデザインするのに役立つワンタップエフェクトも備えています。
Toolwizは画像加工機能、いろいろなフィルター、特殊エフェクト、ペイント、落書き機能など豊富に実装しているのにもかかわず、広告もアプリ内課金もなく、完全に無料なのはまったくすばらしいことです。そのうえ、ブラウジングの速さ、SNS共有、スマートなストレージの節約といった機能でもトップクラス。ちょっとテストするだけだとしても、端末に絶対に入れておきたい価値あるプロ用ツールです。
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- カテゴリー:写真
- 価格:無料
4. Invoice and Estimates on the Go
どんなデザイナーでも、仕事をする上で請求書の管理、クライアントへの請求書送付、案件の報酬見積計算をきちんとできなくてはなりません。ありがたいことに、請求書や見積管理が無料でできるアプリ、Invoice Simpleは、フリーランスデザイナーの作業を文字通り「シンプル」にしてくれます。
Invoice Simpleは無料アプリですが、アップグレードしなと送付できる請求書の件数に制限があります。ただ、そんなに大量の請求書を送る必要がない場合、または、少しくらいお金をかけてアップグレードしても構わないなら、たいした問題ではありません。
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- カテゴリー:ビジネスマネージメント
- 価格:無料
5. MediBang Paint
スケッチやメモをササッとしなければならないのに手元にスケッチ帳がない、という経験はありませんか? でも、もうコーヒーが染みついた紙ナプキンに急いで描く必要はありません。無料で軽量、どこにいてもペイントや制作ができ、デスクトップ版の機能も全部備えたイラスト制作アプリ、MediBang Paint(メディバンペイント)があるからです。
いろいろなクリエイティブツールが豊富に揃っているので、一般的なデザイナーや新人漫画家には最高のアプリです。60種類のブラシ、マンガ用フォント、アプリにあらかじめ用意された背景、テクスチャーやトーンなどが無料でプリインストールされています。思わず「すごい」と感じられるような作品を簡単に作れます。
シェア機能があるので、ほかのアーティストとのコラボレーションもできます。また、SNSだけでなくMediBangのコミュニティで作品の共有もできます。
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- カテゴリー:デザイン&カラー
- 価格:無料
6. Timesheet
デザイナーならプロジェクトにどれくらいの時間がかかるか簡単に計算しなければなりませんが、仕事の中でもやりたくない部類の作業かもしれません。しかし、Timesheetを使えば、作業に費やす時間管理ができるだけでなく、休憩時間やプロジェクト期間中の支出管理、コメントの追加までできます。
Timesheetで本当にすごいのは、特定のWi-Fiスポットをプロジェクトに割り当てられることです。そのため、アクセスポイントから出たり入ったりすると、こちらではなにも操作しなくても自動的に動作停止・開始をしてくれます。
プロジェクト制作や管理はもちろん、タイムシートをXLSやCVSに送信できるため、Excelへのインポートもスムーズです。それだけでなく、SDカードやDropboxへのバックアップも簡単にできるとても使いやすいアプリです。
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- カテゴリー:仕事効率化
- 価格:無料
7. Font Studio
かっこいい音楽アルバムカバーを見れば分かるように、画像にテキストを入れるといろいろな効果が生まれます。その効果を熟知したRC PLATFORMの開発者チームが生み出したのが、Font Studioです。1つ1つ厳選した美しいフォントが120点収録され、それらを画像編集に自由に使えるフォトエディターです。
このアプリはただのきれいなタイポグラフィー制作アプリではありません。文字入れに必要な基本編集だけでなく、選んだフォントに合うアートワークやステッカー、フレーム、フィルター追加もできます。写真を美しくする機能を完備しており、フィルター追加に加え、明るさ、コントラスト、彩度、ぼかし調節など画像の微調整もできます。
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- カテゴリー:写真・タイポグラフィー
- 価格:無料
8. Sketch
ソニーの公式イラストアプリ、Sketch。デスクトップから離れつつ、指先からユニークなペンやブラシ、マジックマーカーなど完全版のツールキットにアクセスできるという、モバイルイラストレーターの夢を叶えた逸品です。
Sketchでは友達や同僚だけでなく、ほかのユーザーの作品を見たり自分の新作を投稿したりできるSketchコミュニティとのコラボレーションもできます。
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- カテゴリー:描画&カラー
- 価格:無料
私が紹介するのはこれですべてです。みなさんのモバイルデザインレパートリーが広がればと思います。
(原文:8 Free and Handy Android Apps for Designers)
[翻訳:加藤由佳]
[編集:Livit]