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一般向けリリースは2016年後半に予定

360度動画のスティッチングをリアルタイムで実行できる「VRWorks 360」をNVIDIAが発表

2016年07月29日 14時15分更新

文● poroLogue/MoguraVR

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VRWorks 360 Video SDK

 NVIDIAはコンピュータ・グラフィックス・イベント「SIGGRAPH 2016」にて新SDK「VRWorks 360 Video SDK」を発表した。VRコンテンツのキャプチャや360度映像のスティッチングをリアルタイムに実行できるものとなる。

 360度映像は、複数の4Kカメラで撮影された映像にスティッチング処理を施し、一つのパノラマにつなぎ合わせるというプロセスで一般的には制作されている。制作にはGPUが重要で、スティッチングにはコンテンツの長さや種類によって完了までに多大な時間を要する場合もある。

 今回、NVIDIAが発表したVRWorks 360 Video SDKでは、開発者は最大32台のカメラのカメラ・リグからビデオ・フィードを取り込み、編集し、スティッチングする作業をオフライン・リアルタイムのどちらでも行うことが可能となっている。また、GPUアクセラレーション、デコード、イコライゼーションやキャリブレーション、そして高品質エンコードなども実行可能となっている。SIGGRAPHでのVRWorks 360 Video SDK発表時のデモでは、目視ではレイテンシーを感じさせないほどリアルタイムなスティッチングが行われていたとのこと。

SIGGRAPH 2016の会場にてデモも行われている

 VRWorks 360 Video SDKの一般向けリリースは2016年後半に予定されている。VRWorks developer pageに登録することで、SDKリリース時期に関して通知を受け取ることが可能だ。

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