ヤフー(株)は27日、子会社のYJキャピタル(株)が「YJテック投資事業組合」(YJテック)を5月20付で組織し、日米の2つのファンドに出資すると発表した。
投資先ファンドは、「The Data Tribe Fund I, LLC,」(Data Tribe社)と「慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合」(慶應イノベーション・イニシアティブ)の2ファンド。
Data Tribe社は、最新技術を活用したテクノロジー企業の立ち上げや成長を支援するために設立された「企業スタジオ」で、投資先は、サイバーセキュリティ・アナリティクス・ビッグデータ領域のスタートアップ企業。
慶應イノベーション・イニシアティブは、7月1日に設立された慶應義塾大学初のベンチャーキャピタルファンド。投資先はIT融合領域・デジタルヘルス・バイオインフォマティクス・再生医療を中心とした4分野で、慶大の研究成果を活用して社会的にインパクトを生み出すベンチャー企業に投資する。
YJテックは、急速に進化するビッグデータ・AI(人工知能)・サイバーセキュリティ分野を対象に、約35億円を運用する投資ファンド。Yahoo!JAPANのサービスに活用することを目的に、米国・イスラエル・日本など、最先端技術を持つスタートアップ企業に投資する。
