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ヤフーがコマース21買収、自社EC企業に広告提供

2016年07月27日 07時54分更新

記事提供:通販通信

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ロゴ ヤフー(株)は7月13日、ECサイト構築サービスなどを展開する(株)コマースニジュウイチ(コマース21)の全株式を取得し、完全子会社化した。取得額は非公表。

 ヤフーはコマース21の顧客であるECサイト事業者に対し、「検索連動型広告」「ディスプレイ広告」などの広告や、「YAHOO!ウォレット PastPay」などの決済サービスを提供する予定。

 コマース21は、300社以上のEC企業を顧客に持つEC支援の大手。ヤフーはECモール「Yahoo!ショッピング」に出店せず、自社でECサイトを展開する通販会社とは接点がなかったが、コマース21の買収により、自社EC企業に対し、多角的なサービスを提供する。

 「Yahoo!ショッピング」への出店者に対し、コマース21のECパッケージサービスを提供するかについて、ヤフーは「具体的なことはまだ決定していない」(ヤフー広報室)と回答した。

 ヤフーは昨年12月、子会社のバリューコマース(株)を通じて(株)デジミホを子会社化。デジミホの顧客管理ソフト「R∞(アールエイト)」を「Yahoo!ショッピング」出店者のマーケティング支援に活用している。コマース21の買収も、出店者のEC支援などで、シナジー効果を図る狙いもあるようだ。

(山本剛資)

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