ベトナムの消費者を対象としたリサーチサービス「Q&Me」を運営する(株)Asia Plusが20日発表した「ベトナムのEC市場に関する消費者調査」によると、ベトナム都市部在住者のEC利用経験率は67%で、このうち47%がFacebookでの商品購入歴があることがわかった。
同調査はホーチミン・ハノイ市在住の18~39歳の男女500人を対象にしたインターネット調査。
都市部在住のベトナム人の67%がECの利用経験があると回答。このうち、月に1回程度ECを利用するリピーターは34%だった。一方、EC購入者の35%が商品のキャンセル経験があると回答。キャンセルの理由は「商品に問題があった」「購入後に気が変わった」など。キャンセルが多い理由は、85%の利用者が決済を「配達時の現金代引」にしており、商品受取までにキャンセルしやすい環境になっていることが背景にある。また、EC利用者の47%がFacebookからの商品購入経験があった。
ベトナムでの人気サイトは「Lazada」「HotDeal」「Tiki」など。ECの購入商品は、「ファッション」が46%でトップ。「IT/携帯電話」が39%で2位、「調理器具/家電」が35%で3位、以下、「食料品」が22%、「本・文房具」が20%、「化粧品」が20%と続いた。
ECに使用するデバイスは、スマートフォンが全体の48%を占めた。このうち、ブラウザとアプリの利用率は、ほぼ半数程度となった。