Apple Pencilは素晴らしいデバイス
画家 iPad Proは去年の暮れに手に入れたんだけど、その時点でまだApple Pencilの生産が追いついていなくて、バックオーダーかかって手に入らなかったんだよね。
四本 あれってそんなに売れてたんだ。
画家 うん。半年は待たなきゃならないってことで。それで、しばらくは指で描いてた。iPod touchの時代から指で描いていたからさ、指で描くのは全然平気なんだけど。
四本 ああ、そういえば、「Colors!」ってアプリでね。
画家 でも、Apple Pencilの描き心地が知りたいなと。ちょうどその頃、ロスで個展があってね、オレの友達のアーティストがiPadのデモでさ、Apple Pencil使って絵を描いてやがるのよ。
四本 おお、生意気な。
画家 ジェームズ・ジーンってヤツなんだけど、なにこいつって。普段デジタルじゃないくせにって。でも友達だから、向こう行ったときに連絡して「ちょっとApple Pencil見せてくれない?」って言ったら持ってきてくれて。それで使ってみたらすっげえいいの。これは素晴らしいデバイスだなあって。
四本 でも、しばらくお預け状態で。
画家 だからもう早くきてくれーって思っていて。それで、えーっと、来たのはいつだったかな、1月かそのくらい。
四本 レイテンシーとかはどうなの?
画家 全然いいね。全然問題ない。もちろん細かいこと言ったらあるんだろうけどオレの中ではないね。描いてみようか。
四本 どれどれ。あー、傍で見た感じ、画面の描画は遅れているように見えるけど?
画家 この遅れは気にならない。これが音で楽器だったら気になると思うけど。これは一拍置く感じのリズムなんで、いまのところ気になってないのね。
西牧 (この人、ものすごくうまいけど、絵柄が寺田克也さんそっくりだなぁ。よっぽど好きなのかな……)