化粧品ブランド「ドクターシーラボ」を展開する(株)シーズ・ホールディングスは11日、ジョンソン・エンド・ジョンソンのグループ企業「ジョンソン・エンド・ジョンソン・Pte.・リミテッド」(J&JPL社)と「Cilag GmbH International」(CGI社)と資本業務提携すると発表した。提携でアジア向けの海外販売をJ&JPL社に委託し、海外展開を加速する。
シーズHDは、CIG社を引受先とする第三者割当を実施。新株予約権の割り当てで35億円を調達する。業務提携では、「ドクターシーラボ」「ラボラボ」「ジェノマー」の化粧品3ブランドの販売権利をJ&JPL社に委託。シーズHDのグループ会社が展開する香港・台湾・シンガポールでの事業も、J&JPL社に移すことを検討する。また、国内ではJ&Jコンシューマー・インクの化粧品を、シーズHDの販路で販売する予定。
調達した資金はM&Aや業務提携に充てられる。提携先の候補は、昨年12月に買収した(株)シーズ・ラボの事業拡大につながるエステティック・サロンの運営会社や、インターネットで販売できる医薬品の製造・販売企業など。