(株)セブン&アイ・ホールディングスが7日発表した2017年2月期第1四半期(3~5月)決算は、売上高が前年同期比3.2%減の1兆3947億4900万円、営業利益が同0.5%減の814億8300万円、純利益が同2.2%増の431億5000万円となった。
原油安で北米コンビニエンスストアのガソリン売上が235億円減少したことや、百貨店事業や通信販売事業の苦戦で減収となった。百貨店事業などでの減益のほか、オムニチャネル戦略に関する費用の増加が影響し、営業利益は同0.5%減となったが、経常利益は同1.5%増の823億8500万円、純利益は同2.2%増の431億5000万円となり、ともに第1四半期として過去最高益となった。
プライベートブランド「セブンプレミアム」やグループ各社のオリジナル商品は好調で、「セブンプレミアム」の売上は、同19.8%増の2840億円となった。
セグメント別では、コンビニエンスストア事業の売上高は同3.7%減の5837億2700万円、営業利益は同4.2%増の688億9400万円。百貨店事業の売上高は同3.8%減の2045億500万円、営業損失は10億500万円(同9億1300万円増)となった。
通信販売事業の売上高は同29.6%減の266億400万円、営業損失は29億9200万円(同1億9800万円増)となった。(株)ニッセンホールディングスは経営再建プランを検討中で、期末決算(2月)以降、業績見通しが立っていない。