(株)高島屋が24日発表した2017年2月期第1四半期決算(3~5月)は、営業主益が前年同期比0.0%減の2193億1800万円、営業収益は同3.2%増の76億9200万円、純利益は同43.6%減の35億6300万円となった。インバウンド需要の拡大で免税販売額が同2桁増となるなど、百貨店事業が堅調に推移した。
百貨店事業では電子決済導入や中国大手オンライン旅行会社「Crip」との提携による集客策が奏功し、化粧品を中心とした免税販売額が同2桁増と急増した。また、和洋酒や銘菓百選などの商材を中心にオンラインストアの品揃えを充実させ、店舗とネットを連動した取り組みを強化し、オムニチャネル化を推進。クロスメディア事業は、ネット事業の売上が堅調で、営業収益が同0.1%増の80億4100万円、営業利益は同66%増の1億6600万円となった。