日本百貨店協会が20日発表した5月の「全国百貨店売上高概況」によると、全国百貨店の5月の売上総額は、前年同月比5.1%減の4629億円となり、3カ月連続でマイナスとなった。
百貨店の売上は、大規模店を含めて全体的なにマイナス基調となっている。訪日外国人の購買客数は同12.7%増(約23万人)と40カ月連続で前年超過となったが、売上高は同16.6%減と、2カ月連続で前年割れとなった。訪日外国人の購買品目が一般物品から消耗品に変化し、購買単価が下落したことで、売上減となった。
商品別では、雑貨が0.2%増と14カ月連続でプラスとなったが、衣料品・身の回り品・家庭用品が大きく数字を落とした。