キヤノンITSの最強文教ソリューション「in Campus Device」とは?
東大変態Macを支えるApple抜きオールジャパン体制に胸熱!
2016年06月28日 17時00分更新
ECCS2016
(iMac1341台×ハイパーバイザー型仮想環境)
こうして、2016年3月に東大に納入されたECCS2016は、1341台のiMacがin Campus DeviceとvThriiを利用して、OS X El CapitanとWindows 10がハイパーバイザー型仮想環境でデュアルブートするという変態仕様になったわけです。
ちなみに、東大では2004年のMac導入以降、全1年生の必修科目である「情報」の授業でOS Xが推奨環境になっているほか、各種のプログラミングの授業はOS Xのコンソール(ターミナル)を利用するそうです。一方、図形科学実習には市販のCADソフトが必要なのですが、東大が使っているInventor Professionalや3ds maxなどはWindows版しかありません。そのため、1台のMacでWindowsとのデュアルブート環境が実現するECCS2012の導入までは、ソフトの処理速度の問題からネイティブ動作するWindows端末が必要だったわけです。前述のように、ECCS2012ではBoot Camp上で、ECCS2016ではハイパーバイザー型仮想環境上でWindowsを動かしています。
ちなみこの1341台のiMacは、駒場キャンパスの2建物13部屋に848台、本郷キャンパス14建物18部屋に481台、柏キャンパス1建物1部屋に12台という内訳で設置されています。