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シリーズ5書体で電子媒体での可読性とともに漢字の美しさを再認識

電子書籍などでも読みやすく力強いゴシック書体「凸版文久ゴシックDB」

2016年06月09日 17時05分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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凸版文久ゴシックDB(右はすでにリリース済みの凸版文久ゴシックR)

 凸版印刷は6月9日、オリジナル書体「凸版 文久体」ファミリーの本文用ゴシック体「凸版文久ゴシックDB」を提供開始した。

 凸版文久体は「築地体」をもとに、電子媒体でも読みやすい書体として制作された、凸版印刷オリジナル書体。2013年より凸版文久体が提供されている。凸版文久ゴシックDBは、文久体シリーズの第5弾となるゴシックで、2015年2月から提供されている「凸版文久ゴシックR」とともに、用途に合わせて太さを選べるようになっている。

ゴシック書体の多くは筆の出っ張りが右に付くが、横書き時の読む方向を考えて明朝体同様に左に付いている

 電子媒体での利用を考慮して横書きでの筆の運びを意識し、現代のデジタルフォントにありがちな文字の形や大きさを均一にする傾向とは異なり、漢字は大きく、かな・カナは小さくし抑揚をつけることで、日本語のリズム感や息つかいを演出するという。英数字や記号類は日本語との違いが見えるような書体デザインとなっている。

漢字・カタカナ・ひらがなに加えて半角英数字が混在しても文字の高さに違和感がないように調整 

 文字セットはAdobe-Japan1-6(2万3058文字)/JIS2004準拠、IVS対応のOpenTypeフォーマット。使用許諾ライセンスおよび凸版印刷のコンテンツサービス基盤として提供される。

凸版文久体シリーズ5書体 

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