(公社)日本通信販売協会(JADMA)が7日発表した会員企業135社の2016年4月度の総売上高は、前年同月比1.6%減の1303億5600万円となった。3月の2.4%増から1カ月で減少に転じた。
全国百貨店で、4月の訪日外国人の売上高が39カ月ぶりに減少に転じたことから、店舗を持つ通販企業の店舗売上が減少していることなどが、総売上高の減少に影響を与えていると見られる。
商品別では、「衣料品」「家庭用品」「食料品(健康食品を除く)」「通信教育・サービス」が前年割れとなったが、「雑貨」「文具・事務用品」が好調だった。
商品別の伸び率は、「衣料品」が同18.6%減、「家庭用品」が同3.1%減、「雑貨」が同2.8%増、「文具・事務用品」は同8.8%増、「食料品」(健康食品を除く)は同19.2%減、「健康食品」は同3.6%増、「化粧品」は同12.1%増、「通信教育・サービス」は同13.6%減となった。
4月度の1社あたりの平均受注件数は、8万1219件(回答106社)だった。