(株)NTTアドが25日発表した「若者のアナログ志向に関する調査」で、若年層で積極的にアナログ的な手段を取る人は、ネットショッピングだけでなく、敢えてウィンドウショッピングを楽しむ傾向があることがわかった。
最近では、レコードで音楽を聴くなど、スマートフォンやタブレット端末ですぐできることを、あえて「アナログ的なモノ」や「手間のかかる手段」で実施する若者が増えていることから、同社は若者のアナログ志向を検証した。同調査の対象は、デジタルデバイスを利用する16~25歳の男女500人と、40代の男女500人。調査期間は2月8日~10日。
同調査では、デジタルデバイス利用者を「積極的アナログ若年層」「積極的アナログ壮年層」「消極的アナログ若年層」「消極的アナログ壮年層」の4つに分類し、定量分析した。
「積極的アナログ若年層」にとっては、買い物はネットショッピングをするだけでなく、ウィンドウショッピングを楽しむことで、自分らしい時間を過ごしていた。この層は物心ついた頃から、デジタルデバイスの利便性を享受しており、「アナログ的なモノ」は「手間のかかる手段」で何かを行うことは、オシャレなエンターテインメントになっていた。また、アナログ的な行為をSNSなどで他者と共有し、コミュニケーションを広げたいと感じていることがわかった。