(株)ミック経済研究所が24日発表したECネット決済代行市場の調査結果によると、2015年度のネット決済代行サービスの市場規模は、1727億円となった。
同調査では、国内のECサービスにネット決済代行サービスを提供する事業者を対象に、売上・市場の動向を調査。
消費者向けEC市場規模が拡大していることを受け、ネット決済代行サービスの市場規模は2015年度で1727億円となり、16年度は前年度比116%の2003億円に拡大すると見込んだ。また、16年度から東京五輪が開催する20年度までは、平均成長率14.7%増で推移し、20年度には3446億円の市場規模に成長すると予測した。
EC市場では競争が激化し、固定費削減が課題となっていることから、決済事業者間の価格競争も激化している。決済代行事業者には、手数料率やトランザクション処理費、月額固定費などの値下げ圧力が高まっている。ただ、同調査ではEC市場の成長とともに、決済代行サービス市場も高成長が続いていくと予想している。