(株)ベルーナが11日発表した2016年3月期決算は、売上高が前期比9.2%増の1317億4200万円、営業利益が同31.2%増の83億6600万円、純利益は同44.6%減の35億4400万円となった。
総合通販事業の収益改善で営業利益が伸長したが、為替変動や貸倒引当金繰入額などの特別損失の影響で純利益は同44.6%減となった。総合通販事業は、衣料品が堅調だったものの、家具・雑貨が伸び悩み、売上高が同1.1%増の699億6500万円となった。セグメント利益は物流費の改善などで同39.6%増の33億8100万円となった。専門通販事業、店舗販売事業は増収増益となったが、通販代行サービスの売上減によりソリューション事業は減収増益となった。
次期に向け同社は、総合通販事業でカタログ・ネット・店舗のシナジー効果を図り、店舗事業で出店数を拡大するほか、M&Aも検討する。