(株)ベネッセホールディングスは6日、2016年3月期決算の連結業績予測の修正を発表した。売上高は前回予想値比3.3%減の4442億円、営業利益は同19.3%減の109億円、82億円の純損失(予測値は純利益38億円・前期の純損失は107億500万円)と、それぞれ予想値を下回る結果となった。
売上は計画に近い数値だったが、進研ゼミ事業の販売費を前年並みの水準にしたことで、利益面が予想数値を大きく下回った。2016年4月の進研ゼミ会員は、同28万人減(同10.5%減)の243万人だった。通期決算では、次期の業績見通しを踏まえ、(株)ベネッセコーポレーションの繰延税金資産95億7000万円を取り崩し、法人税等調整額(税金費用)に計上する見込み。