検索エンジン順位変動と動向（2016年3月）
2016年3月の検索エンジン順位変動（PC・モバイル）とその動向をまとめました。
【2016年3月の順位変動について】
添付画像参照
【順位変動観測指標の説明について】
下記URL参照
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper_sup/rank_introduction.html
人材・旅行・小売/通販・不動産・メーカー・金融の、各業界別順位変動状況についてもまとめています。
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2016/20160411.html
【PC・モバイルの変動状況のまとめ】
2016年3月のPC・モバイル検索の順位変動状況は、上旬と3月18日・19日にやや大きい乖離が見られましたが、下旬にはほぼ同じ変動状況になりました。
【2016年3月 検索エンジン動向】
2016年3月8日
■米Google 、ツールバーのPageRank 表示機能を廃止
2016年3月8日、米Google はツールバーなどのPageRank 表示機能の廃止を発表しました。ただし、Google の順位決定指標としてのPageRank は引き続き存在します。
PageRank はGoogle が検索順位決定に利用しているシグナルで、実際の値や仕組みについては公開されていません。ツールバーなどに表示されるPageRank は過去のPageRank の数値を確認できるようにしたものです。
2014年10月に、米Google はツールバーに表示されるPageRank を今後更新しないと明言しており、この時点で役割を終了していました。
http://searchengineland.com/google-has-confirmed-they-are-removing-toolbar-pagerank-244230
http://www.sem-r.com/google-2010/20160309100633.html
2016年3月9日
■Twitter、海外向け機能限定でAMP のサポートを開始
2016年3月9日、TwitterがAMP（ Accelerated Mobile Pages：アンプ ）のサポートを開始しました。
2016年3月時点で米・英・ブラジル向けに提供している「Moments（モーメント）」機能のみが対象となっています。Moments機能とは、話題になっているツイートをTwitterや一部のパートナーが読みやすくまとめて提供するキュレーション機能です。
2016年3月時点で日本はMoments機能の提供対象外であるため、今回のAMP サポート開始による影響はほとんどありません。
https://blog.twitter.com/2016/explore-links-in-moments-1
2016年3月15日
■Google 、スマートフォン用Googlebot のユーザーエージェントを変更
2016年3月15日、Google は スマートフォン用WebサイトをクロールするGooglebot のユーザーエージェントを同年4月18日から変更する旨を発表しました。
ユーザーエージェントを利用した解析やアクセス制御設定を行っているWebサイトは対応が必要です。
現在のユーザーエージェント
Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 8_3 like Mac OS X) AppleWebKit/600.1.4 (KHTML, like Gecko) Version/8.0 Mobile/12F70 Safari/600.1.4 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
4月18日以降のユーザーエージェント
Mozilla/5.0 (Linux; Android 6.0.1; Nexus 5X Build/MMB29P) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/41.0.2272.96 Mobile Safari/537.36 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2016/03/updating-smartphone-user-agent-of.html
2016年3月16日
■Google 、モバイルフレンドリーなWebページをより有利に
2016年3月16日、Google はモバイルフレンドリーシグナル効果の強化を実施予定であると発表しました。
2016年5月から段階的にアルゴリズムのアップデートを行い、モバイル検索においてモバイルフレンドリーなWebページは、非対応のWebページに対して今まで以上に有利な評価を受けます。
判定条件に変更はないため、既に「スマホ対応」であるWebページは特段対応する必要はありません。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2016/03/continuing-to-make-web-more-mobile.html
【2016年3月の総括】
2016年3月の順位変動は、PC・モバイル双方の検索において上旬と下旬に非常に大きな順位変動が発生しました。また中旬にはYahoo!とGoogle の変動状況が大きく乖離し（業界別変動状況も含む）、Yahoo!の変動幅は非常に大きくなっています。原因についてYahoo! JAPANから公式発表はなく（3月31日時点）、観測データからも有意な傾向は見当たりませんでした。
検索エンジンの動向では、引き続きモバイルに関するトピックが多くなっており、モバイルファースト傾向の加速が見て取れます。
以上
■株式会社アイレップ について
アイレップは広告主のマーケティング成果を最大化するデジタルマーケティングエージェンシーです。国内圧倒的ナンバーワンのSEM領域に、データを起点とした新たな広告事業・ソリューション事業を加えることで、「ユーザーへの最適な情報流通により、国内外のクライアント企業の成果を最大化へと導くエージェンシー」の立場を確固たるものにしていきます。
━━ 会社概要 ━━
【社名】 ：株式会社アイレップ
【所在地】：東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー7F
【URL】 ：http://www.irep.co.jp/
【代表者】：紺野俊介
【設立年月】：1997年11月
【資本金】：5億5,064万円 （2015年12月末現在）
【事業内容】：
・広告代理事業
・ソリューション事業
・ツール事業
・その他（デジタルメディア事業等）
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【付帯情報】
・【アイレップ】検索順位変動（2016年3月）
http://itm.news2u.net/items/output/144420/1
・【アイレップ】WhitePaper
http://itm.news2u.net/items/output/144420/2
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