ネットギアはIEEE802.11acに対応し、通信速度が最大5.3Gbpsと高速&ハイパワーな『Nighthawk X8 R8500』を5月中旬に発売する。価格は4万4280円。R8500は5Ghz帯を2バンド、2.4GHz帯を1バンド同時に使えるトライバンドに加え、一度に16ビットの情報を伝送できる1024QAMに対応。通信速度は3バンドの合計で5.3Gbps(2166Mbps+2166Mbps+1000Mbps)となる。
また、接続した子機の通信速度に応じて、自動的に2つの5GHz帯に振り分ける“Smart Connect”機能を備え、効率良く無線LAN通信が可能になるとのこと。
加えて、本年度内のファームウェアアップデートにより、複数の対応機器を同時に接続し、スループットの高速化を図るMU-MIMOに対応する予定だ。
CPUは1.4GHzのデュアルコア、512MB RAM、128MBのフラッシュメモリーを搭載。WiFi機器としては世界で初めて、受信した弱い電波を増幅するアンプを内蔵した“アクティブアンテナ”を採用。電源の制約により、電波の出力を上げられないモバイル機器の弱い電波も確実に受信するとしている。
USBポートは3.0と2.0をひとつずつ備え、右側面のフタを開くとアクセスできる。USB接続の外付けHDDを接続すれば、NASのように利用できる。接続したHDDには同社のオンラインサービス“ReadyCLOUD”経由で外部からも安全にアクセスできる。
ギガビット有線LANポートは6ポート。うち2ポートはリンクアグリゲーションに対応。2つのLANポートで対応するNASなどに接続すれば、2Gbpsの高速通信が可能となる。
現状最速を謳う、本機の速度が気になるところだが、同社が測定したスループットの測定結果によると、壁5つをへだて25メートル離れた場所でも速度低下は少なかったとのこと。環境にもよるだろうが、もはや中継機など必要ないかも。