ココナッツオイルのガン予防効果などを自社サイトに表示し、ココナッツオイル商品を販売していたとして、消費者庁は31日、ココナッツジャパン(株)(本社:東京都港区)に対し、景品表示法に基づく措置命令を出した。
対象商品は『エクストラバージンココナッツオイル』と『エクストラバージンココナッツオイルカプセル』の2商品。消費者庁によると、同社は2014年3月頃~15年11月頃まで、自社のWEBサイトに「ココナッツオイルで認知症の予防・改善」「ココナッツオイルでガン予防」など、疾病の予防効果が期待できるかのような表示をしていた。
消費者庁が表示の根拠となる資料の提出を求めたところ、同社が提出した資料は合理的な根拠を示すものとは認められなかった。消費者庁は同社に対し、景表法に違反していたたことを消費者に周知徹底すること、再発防止策、同様の表示をしないことなどの措置命令を出した。