イオン(株)は22日、電子マネー「WAON」の2015年度の年間利用金額が、国内IC型電子マネーで初となる2兆円を突破したと発表した。
2月末現在の累計発行枚数は約5610万枚、年間利用金額は約2兆592億円、利用可能箇所は約24万6000カ所となる。
「WAON」は2007年4月の開始以降、小銭管理が不要でスピーディーに決済でき、ポイントが貯められる点が評価され、利用者・加盟店舗を拡大させてきた。利用加盟店が全国24万5000箇所まで拡大したことなどから、2015年度の利用金額は、同年の市場規模の4割を超える約2兆592億円にまで成長した。2009年からは、利用金額の一部を自治体などに寄付する「ご当地WAON」の発行を開始し、今年2月末までに109種類を発行。これまで約6億6528万円の寄付を行っている。