アウンコンサルティング(株)が18日発表した「世界40カ国、主要OS・機種シェア状況」によると、日本のスマートフォン使用率は54%で、OS比率はiOSが世界でトップとなる66.2%、Androidが33.1%だった。
同調査は、世界40カ国を対象に、モバイルの各国主要OS・機種シェアについて調査したもの。今回調査した世界40カ国のうち、スマートフォン使用率データを抽出できたのは38地域で、そのうち33地域では50%以上の使用率となった。OSはiOSとAndroidのシェアが多い状況で、機種はiOS単独機器であるAppleのシェアが最も多かったが、Androidの使用率が高い地域ではSamsungのシェアが高くなった。
国・地域別のスマホ使用率は、米国が58%(iOS51%・And46.4%)、中国が74%(iOS24.5%・And73.8%)、韓国が83%(iOS21.8%・And77.9%)、オーストラリアが77.0%(iOS57.7%・And39.7%)となった。
アジアトップのアラブ首長国連邦でスマホ使用率91%(iOS14.5%、And70.7%)、欧州トップはスウェーデンでスマホ使用率83.0%(iOS53.5%・And45%)、南米トップはブラジルでスマホ使用率53%(iOS12.4%・And79.9%)だった。
同社はこれらの結果を「インバウンド」の観点から分析し、例えば訪日外国人旅行客に、日本の名所を紹介するようなアプリをダウンロードしてほしい場合、中国人客であれば、Androidの使用率が高いため、アプリの仕様やダウロードを促進する広告の配信もAndroidに合わせた方法にする必要があるとした。