アスクル(株)が16日発表した第3四半期(15年5~16年2月)決算は、売上高が前年同期比13.7%増の2296億200万円、営業利益は同74.1%増の68億3400万円、純利益は同91.7%増の44億円となり、第3四半期で過去最高益を更新した。
「LOHACO」のテレビCMや「ASKUL Logi PARK福岡」の新設など、先行投資を実施しつつ、全社を挙げた取り組み「KAIZEN活動プロジェクト」の推進や基幹システムの償却終了によるインフラ費用削減、売上高販管費比率が減少したことなどにより、大幅な増収となった。
LOHACOは、「LOHACOマーケティングラボ」の参加企業と連携した限定のデザイン商品の販売、テレビCMやヤフー(株)と連携したポイント付与などの積極的な販促施策により、売上高は同66.7%増の235億4100万円となった。
BtoB事業では、ビッグデータ活用によるマーケティングの効果で、顧客の購入点数が増加し、購入単価も上昇。生活用品や粗利の高いMRO商材なども伸長し、売上高は同9.7%増の2060億7900万円となった。